無垢杉床フローリング床暖房試験(低温式)

●サンプル試験材:国産杉無垢フローリング 30×215(丸岡材木店)

●試験データ作成:トコダン企画販売

●床暖房システム:富士環境システム株式会社 低温水式床暖房「うらら」

 

1 無垢杉床フローリング床暖房試験 実験方法

無垢杉床フローリング床暖房試験(低温式)断面図

上記のような試験装置にサンプル試験材を置き連続加温を行い、
水分含水率・収縮幅を測定する。

試験中の床暖房温水温度は55℃ ± 2.5℃に保持

 

2 無垢杉床材 床暖房試験 試験前サンプル床材状況

材質 厚み 試験方法
サンプルA 杉(無垢材) 30 直張り
サンプルB 杉(無垢材) 30 直張り
サンプルC 杉(無垢材) 30 直張り
サンプルD 杉(無垢材) 30 直張り

 

3 無垢杉床材 床暖房試験期間

試験時間 約187時間
試験開始 日時 2011年9月26日 18:00
試験終了 日時 2011年10月4日 13:00

 

4 床暖房試験期間中のサンプル表面温度

表面平均温度 33.0℃ ± 2.0℃

 

5 無垢杉床材 床暖房試験 試験結果及びサンプルの状況

<サンプルA>

試験前 試験後 変化量
含水率 9.9% 6.8% -3.1%
横幅 214.62mm 213.39mm -1.23mm

試験後の外観の変化:ヒビ割れ・歪みは認められなかった

<サンプルB>

試験前 試験後 変化量
含水率 9.7% 6.9% -2.8%
横幅 215.67mm 214.47mm -1.20mm

試験後の外観の変化:ヒビ割れ・歪みは認められなかった

<サンプルC>

試験前 試験後 変化量
含水率 9.6% 6.7% -2.9%
横幅 215.69mm 214.46mm -1.23mm

試験後の外観の変化:ヒビ割れ・歪みは認められなかった

<サンプルC>

試験前 試験後 変化量
含水率 9.6% 7.2% -2.4%
横幅 214.24mm 213.11mm -1.13mm

試験後の外観の変化:ヒビ割れ・歪みは認められなかった

 

6 結論

試験は、実際の使?状況を想定し、床暖房通?温度を55℃に設定して連続加温を?いました。

その結果、サンプルフローリング材にヒビ割れ及び歪み等は認められませんでした。
収縮幅に関しては、1.13mm?1.23mm前後でした。床暖房使?時には、場所によって目地が
0.5mm?2.0mmほどの開きがでる可能性は有ります。

フローリングは、若?の反りが?受けられましたが、釘等で固定すれば抑えられる範囲と思われ
日常生活に支障をおこすような変形とは考えにくいものです。

本試験結果のより、今回のフローリングは、弊社の床暖房システムを、ご採?頂いても問題の生じる事がないと判断いたします。

 

7 試験中の写真

床暖房試験前のサンプル無垢杉床材のようす

↑床暖房試験前のサンプル無垢杉床材のようす

 

サンプル杉フローリングの測定(横幅測定)

↑サンプル杉フローリングの測定(横幅測定)

 

試験用

↑試験用 低温式床暖房装置

 

無垢床フローリング

↑無垢床フローリング 床暖房試験中のようす

 

床暖房試験中の無垢杉材の横収縮の測定のようす

↑床暖房試験中の無垢杉材の横収縮の測定のようす

 

無垢杉フローリング

↑無垢杉フローリング 床暖房試験終了直後のようす

 

床暖房試験後の杉床材の最終測定のようす

↑床暖房試験後の杉床材の最終測定のようす