『3人と4匹が暮らすキャットハウス』東京都世田谷区

『40平米弱のマンションなんです』。初めて相談を受けたとき、面積だけ聞いてもピンと来なかった。実際に現場を見たときに、『あっ、これだけしかないのか』と改めて驚いた。

世田谷区の閑静な住宅街に建つその小さな住まいに、夫婦と猫4匹。そしてさらに一人増えるという条件は決してラクではない。ただ、不必要なものが自ずとはっきりしていくもので、結果的に面積以上の広がりを感じる空間を確保することができた。

猫は高いところが好き。これは狩りをする動物として周囲に目を光らせるための本能であるという。この際、人間は一階を独占させてもらい、中二階に猫たちのための回廊を設けることで限られたスペースでの共存を目指した。

既存の天井を15センチほど持ち上げ、学生時代、植林のアルバイトをしていた経験もあり、木材に思い入れの強いカナダ人のご主人に気に入ってもらった杉材を床だけでなく天井にも張りつめ、小さな空間の中に木の気持ちよさが凝縮した木の住まいとなった。

<before>40平米弱、3in1で押入が一つ。モノが溢れかえっていた改装前。



収納が少なかった玄関と廊下

3in1タイプの狭い水周り

部屋が細切れになったリビング

垂れ壁で閉塞感のあるリビング天井

リビングは照明計画も考えた見直しを

狭くて使いにくいキッチン

唯一の収納である押入れのあった和室

収納不足で物が溢れていた

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<after>使える空間を最大限に。大きなワンルームを用途に合わせて区切る。


猫グッズなどの壁一面の収納を設けた玄関と廊下

壁面収納は壁と同色にして目立たないように

トイレを分岐させた水周り

配管のため床を上げたトイレにはサーモタイルを

天井を上げ杉材を使って開放的になったリビング

引き戸にしたリビング入口と杉の鴨居のある空間

天井を繋げ一室空間にしたリビング

壁面いっぱいの収納とキャットウォークのある寝室

リビングと寝室は引き戸で仕切れるように

キャットウォークへの猫専用階段棚

寝室と廊下を繋ぐ猫通路

間接照明が暖房機がわりになっているキャットウォーク
       


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