電球にも色々種類がありますが、スポットライトの光源として良く使うのがハロゲン球。特にキッチンなどに使うと食材が色鮮やかにおいしそうに見えたりするので、スーパーのお惣菜売り場とか必ず使われてます。

またワックスで磨いた山桜の天板なんかは木目に奥行きが出てとても渋いのです・・・が、デメリットもあって、

  • 熱い(触るとやけどします)
  • 短寿命(白熱電球同等)
  • 電球高い(口金もE11という特殊なもので代替が利かない)

という、省エネ時代にはそぐわない特徴が。しかし色は温かみがあって本当にいいんだよなぁ・・・

LEDへの光源の置き換えは、今後の電力需要なんかを考えても重要と分かってはいるんですけど、今のところLEDは色が本当に気持ち悪いのが多い。電球色とは名ばかりでして・・・

とはいえ、やはり何かしら代替案を常に模索はしているわけなんですが、先日とある友人の建築家のブログで、ハロゲンタイプのLED電球が紹介されていて、なかなか色もいいらしい、とのことで迷わず買ってみました。早速実験!

 

 

左が通常のハロゲン球。パナソニックでの商品名はダイクロプレミアというらしい。amazonで1680円。

パナソニック 60形中角ダイクロ プレミア(省電力タイプ)110V用【1個入】 JDR110V30WKM5E11H

右が今回購入したLED電球。amazonで1980円。

【エスティーイー】 デコライト LED電球 50W形ハロゲン球相当 中角 口金E11 JS1107BB

 

そもそもハロゲン球が高いのでLEDとの価格差ほとんどなし・・・いや、むしろハロゲンの方が割引掛かっているようなので定価では高そうだ・・・

定格消費電力でいうと、ハロゲンが30W、LEDが4W。その差7.5倍。

寿命はハロゲンが3000時間、LEDが40000時間。その差およそ13倍・・・

イニシャルがほぼ同じとなると、ランニングコストでは圧倒的にLEDに分がある・・・
4Wって、豆球程度だもんなぁ。

 

横からみると形状の違いが良く分かる。LEDの方が一回り大きいが、気になるほどではないかな。ハロゲンは内部に金属を蒸着させて反射させているので周りに光が少し漏れるんだけど、LEDはクリアカバー部分しか光らない、という違いがある。

 

ちなみに光の色あいを表す色温度は双方同じ3000K。ということで実際に色合いを比べてみる。

カメラのホワイトバランスやシャッタースピードを固定して双方撮ってみた。左がハロゲン、右がLED。

写真では分かりにくいけれど、ハロゲンの方が柔らか味のある暖かい色、LEDの方が刺激的で白い色。

器具そのものの光り方の違いは、ハロゲンは電球まるごと光り、後にも若干光が漏れるのに対し、LEDは下面しか光らないので少々さみしい。ただ光源を直接目で見ると、ハロゲンは目に光が残るのに、LEDは残らない。グレアの違いは大きいな。

 

壁に向けて照らしてみると違いがよく分かる。やはりハロゲンほど暖かい光色の再現はLEDでは難しいんだろうなぁ、というのが良く分かる。

 

真下に照らしてみる。LEDの方が指向性が強く、影の輪郭はくっきりしている。明るさも少し強い。LEDの方が白っぽくて、光の色気や艶っぽさのない、良く言えばすきっとした、悪く言えば乾いた感じというか、そんな光のように感じる。

 

 

それぞれしばらく点灯させたのち、放射温度計で温度を測ってみた。

ハロゲンは5分ほど付けただけだったが触れないほど熱い。点けたままだと上手く測れなかったので外して計測、84.3度。測るのに手間取ったためこれでも少し冷めている状態で、実際は100度近かった・・・点けっぱなしにしている状態だともっと温度は高い可能性がある。

LEDは1時間ほど点けてから計測、外すのも少し熱い程度で触るのに問題はない。温度は47.5度、江戸っ子なら頑張ったら入れる風呂程度の熱・・・やはりかなり違うなぁ。

 

 

双方下向きに、左がハロゲン、右がLED。

う~ん、こうやって写真でみると色の違いはほとんど感じないな・・・でも実際に目で見た色の差は結構大きく感じる。それとハロゲンは上に漏れた光が円を描くようすがよく分かる。漏れている分、廻りも少し明るくなっているのもわかる。

LEDは上に全く光が漏れないので本当に寂しい。発光面が下だけなので、器具自体の光り方にも色気がない・・・ハロゲンって電球がちょっと虹色に見えるのがきれいなんだよなぁ・・・

 

ということで、ハロゲンとLEDを実際に比較してみてのまとめ。

やはり色あいはハロゲンがダントツにいい。器具そのものの光り方もかわいい。なるべくならハロゲンを使いたい。

しかしLEDもまぁ十分に使えるレベルだなぁというのは正直なところ。照射面の明るさはハロゲンを越えちゃっているし。何より、4Wと40000時間は本当に魅力的。発熱の少なさもポイントが高い。でも色はまだまだ。

というか、白熱球の色をLEDで再現するのって物理的に無理なのかもしれない。電球型蛍光灯もそうだしなぁ。
となると、近い将来みんな白っぽくなっちゃうんだろうか・・・それは少し怖い(笑)

 

まぁ、お勧めとしては、ハロゲン球が付属している商品を購入して設置したのち、しばらく様子をみて、暑さや電気代が気になるようならLEDに替える、というのが一番得策でしょうね。

というわけでキッチンにハロゲン球を付けさせて頂いたOBのみなさん、LED電球に替える際はアドバイスしますので、ご希望でしたらまたメールください。

2011年4月19日