新事務所ができるまで
珪藻土塗り壁工事→塗装工事→完成まで
ここからは仕上げ工事に突入。
まずは壁の仕上げ工事です。
マンションリノベーションでお勧めしているのが呼吸する内壁材を使う、ということ。
マンションのリフォームでは触ることのできる範囲はかなり狭い。だからできる範囲はいいものを使って快適な環境にしたいからです。
で、今回事務所には水分を吸ったり吐いたりする『珪藻土(けいそうど)』を使用して、
実際に自分たちで効果のほどを試してみることにしました。
大工さんが張った石膏ボードの上に左官屋さんが下地を塗っていきます。
リノベーションの場合もそうですが、ボード同士の継ぎ目は完成したあと『ヒビ』が入りやすくなります。
このヒビを最小限に留めるために下地を丁寧に施工しておく必要があります。
杉天井工事→壁下地工事→家具取り付け工事
前回の杉材床張り工事に引き続き、次は天井の工事です。
部分的に上げた天井に無垢杉の羽目板を張っていきます。
天井高が3mもあるので大工さんはかなり張りにくそうだ・・・
天井を張り終わり、元々ある天井との段差に下地を作って行きます。
木の下地の上には石膏ボードを張って、塗り壁の下地とします。
床下地工事から杉フローリング材施工まで
さて、天井下地工事がひと段落ついたところで、今度は床の工事に入っていきます。
まずは既存のクッションフロア(フローリング柄)を部分的に撤去。下地のコンクリートを出します。ここに下地を作っていきます。 全て剥がすのはかなりの手間なので、必要な部分だけ剥がします。
解体工事開始!まずは天井を外すところから。
忙しさにかまけて中々プランニングが進まずにのびのびになっていたのですが、西宮市の新オフィスの改装工事が始まりました。
鉄筋コンクリートのテナント改装はマンションリノベーションに通ずる部分が多々あります。あーでもない、こうでもないと悩んでいるとまるで自邸の擬似改装のような気分・・・改装工事の一連の流れをお伝えしていきます。
西宮市で事務所探しで苦労する
ここ数ヶ月、新しい事務所を構えるためのテナントを探し続けていました。独立してもう少しで1年。間借りしていた事務所から出て自分の城を構えることとなって、ようやく本当の独立かな?と。
で、事務所を構えるなら生まれ育った西宮の地で、ということだけは決まっていたものの、他には何も決めていなかったせいでかなり苦悩。
一つは立地。駅近に越したことはないが、当然高い。そこまでして近い必要があるのか? どの路線(阪急・JR・阪神)沿線がいいか?どうせならビルの高層階じゃなくて1階がいいな、と全くまとまらない。が、あてもなく見学を重ねるうちに次第に絞られていくもので、これはきっと住まい探しと似た所もあるな、と感じる。
で、この度ようやく南郷町の物件に巡りあうことができ、クリエイティブ不動産橘波社長他、多数の方のご協力を頂きました。謹んでお礼申し上げます。
先ほども触れましたけど、不動産を探して、内装をやり変えて、長い時間そこで過ごす、という意味では家づくりも事務所探しも共通点が多い。なので、今回の事務所探しから内装計画、実際の工事、完成まで、お伝えできることはなるべく書いていきたいと思います。