忙しさにかまけて中々プランニングが進まずにのびのびになっていたのですが、西宮市の新オフィスの改装工事が始まりました。

鉄筋コンクリートのテナント改装はマンションリノベーションに通ずる部分が多々あります。あーでもない、こうでもないと悩んでいるとまるで自邸の擬似改装のような気分・・・改装工事の一連の流れをお伝えしていきます。

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このテナントは天井が床から約2.3mしかなく低いのですが、点検口から中をのぞいてみると天井ふところ(天井と2階床までの間隔)が80センチもあることが判明。合計で3.1mもの高さになります!

ところが、事務所のちょうど真ん中に大きな梁(はり)が横切っており、そこから半分は上階住戸の配管が丸見えになってしまうため、南側半分のみ天井を解体して上げることにしました。

大工さんが早速バリバリと天井を剥がしていきます。

 

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天井が剥がれて内部があらわになってきました。

天井の下地は軽天(けいてん)といって、金属製の棒を組み合わせてあり、オフィスやマンションの天井や壁の下地によく使われます。

今回はなるべくゴミを出さず、コストもかけなくて済む様に、この下地をそのまま利用しながら天井を上げることにします。

 

天井を剥がした部分から梁を見たところ。梁の表面に模様があるのが分かるでしょうか?このテナントがあるマンションは築年数が分からないほど古い(おそらく40年以上)のですが、コンクリートの表面に木材のような節や木目が見られます。

ベニヤの型枠(かたわく)のない時代にはなどの木材を使ってコンクリートを打設していたのですが、その木材の節などがコンクリートにきれいに残っているんです。最近の均一な仕上がりのコンクリートより味があって面白いですね。※画像クリックで拡大。

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天井を骨組みだけ残し切断したあと、4人掛かりでいっせいの!で持ち上げ、天井高さを上げていきます。

『そんなにうまくいくの?』半信半疑だったのですがビックリするほどうまく上がりました。

下地を吊っていたボルトを短く切断しながら固定していきます。




 

かなり低めだった天井が、皆が見上げるほど高くなって開放感が出ました~すごい。※画像クリックで拡大。

この後、ここに高知県の土佐杉材を貼っていきます。空気の流れを作るために中心部分にはシーリングファンも付く予定。果たしてどんな仕上がりになるのか?乞うご期待!


2007年4月16日