リノベーションをしたい、と中古マンションを探すときに、『どんな物件がいい?』とお聞きすると、『3LDK以上』と言われることがよくあります。
子供室2つに寝室を取りたいので、という希望からなのですが、この場合、中古物件の間取りで『3LDK』のものを探してしまうと、リノベーションの意味がなくなってきます。

そもそも、中古マンションの3LDKのものと言えば、北側玄関脇に一部屋、南面を東西、もしくは南北に分けて続きの和室が2部屋、といったものが多くなります。

無論、大人2人+子供2人の家族が多いことを想定して多いわけなんですが、ほとんどの場合、LDKに窓がなかったり、とても狭かったり、というケースが多いです。

リノベーションするということは、今の壁をほとんど壊してしまうことも可能なわけですから、現状が2LDKだろうと、3LDKだろうと関係はなく、大事なのは『どんな部屋がどれだけ欲しいか』なんです。

ただし、一般的に多いファミリータイプは75m2前後となっており、ここに子供室を2部屋取るのはかなり工夫が要ります。6畳の部屋二つを確保するなら、リビングが狭くなることは覚悟しないといけません。

ここでポイントになるのが、マンションの限られた面積の中で果たして子供の部屋がしっかり要るのか?、ということです。

 

最近、子育てと住宅の関係性がよく問題にされています。特に子供室をどう与えるのか、は子供の成育に非常に大きな意味を持ちます。

引きこもりとか、事件を起こしてしまう子供たちが増えている昨今、特に『広くて快適な部屋』を与えること、『玄関から家族に会わずに入れてしまう配置は良くない』と言われていて、理由は『家族間のコミュニケーションが不足するから』なんだそうです。

なので、個人的には寝室と納戸(orウォークイン)、それと水廻りだけは玄関近くで確保したら、あとは大きなLDKにしておく。

子供室が必要になったらリビングの一角に机、収納、ベッドなどを段階的に与えていって、最後は間仕切ってあげる、というのがいいのではと思っています。

 

小学校低学年のうちは宿題もリビングでやるだろうし、寝るときもいっしょになるだろうし・・・少なくとも家族のコミュニケーション不足だけは起こらないと思うし、限られた面積も有効に生かせると思うんですよね。

2008年11月15日