水周り移動で廻れる動線を作る(リノベーション 尼崎)
現在打ち合わせ中の尼崎T邸、プランがある程度固まって現在概算見積を工務店さんにお願いしているところです。CGパースでご紹介しておきます。
(beforeの全体が写ったいい写真が手元になく、Tさんに撮って送ってもらいました・・・助かりました、ありがとうございます)

玄関を入ったところ。築10年ちょっとですからまだまだ新しく、玄関も広い。がしかし、収納が少ない。サッカー一筋の兄弟二人居るとスパイクやらボールやら色々出てきますので、もともとあった玄関収納を撤去し、一帖ほどのシューズクロークを取っています。ここで大きな物はある程度納まるはず。
反対側の壁に新しく玄関収納を取っているので、靴の収納はこちらで。開き戸ではなく引き戸としています。

玄関の見返し。現在、玄関ドアには折戸タイプのアルミ網戸が付いています。マンションって、北に玄関、南に大きな開口があるので、玄関開けて風を通したいという欲求は強い。実際、南と北では温度と気圧が違うので、風が通りやすいんですよね。
ただ、アルミの折戸は開け閉めも面倒だし不恰好。そこで木製の網戸を引き戸として設けました。もちろん鍵付きなので防犯にも一役買ってくれます。左手は広葉樹ベンチ(樹種未定)とヒノキ磨き丸太の手すりつき。
廊下の奥は寝室への入口。左手は子供室2部屋。子供部屋はもともと納戸のような部屋と大き目の洋室に分かれていたんですが、これを真ん中にWCLを挟んだ形で等分に分割、ケンカしないでいいようにします。WCLはどちらの部屋からもアクセスできるようにしているので、ゆるく繋がっています。
廊下の壁一面は本棚。もともとここは洗面とお風呂への入口があったところなんですが、水廻りはリビング東側にガバッと移動しています。ここは漫画本棚となる予定、借りに来ることにしましょう(笑)
玄関から右手がリビング入口と手前右側がトイレ。角には杉4寸角を戸当たり兼シンボルとして。
トイレの位置はそのまま。ただし中の雰囲気はガラッと変わっています。引き戸上部を欄間ガラスにすることで灯り窓代わり、また視線が抜けることで狭い空間に少しでも開放感が出るように。
リビング。beforeとかなりかけ離れているので分かりにくいですが、もともとはマンションによくある閉鎖的なカウンターキッチンと狭いダイニング、縦に広いリビングという構成。ただダイニングは奥さんの仕事場となっていて、テーブルはリビング奥に置いてある状態、ソファの位置がテレビに正対しない配置となっていました。
収納力の向上とワークスペースの確保、キッチンの開放感と、なるべくLDKを大きく感じられるように、もともとワークスペースだった部分に浴室を移動、キッチンだったところに洗面を移動しています。パースで見えている土色の箱の部分が浴室です。
この住戸は全体的に台形になっているため、浴室のボックスはリビングに対して斜めに刺さるようになっています。四角い空間に水周りの箱を『入れ子』とした配置を、視覚的にも素材的にも分かりやすく表現しています。
キッチンは浴室ボックスに沿うようにカウンターキッチンとして、ダイニングテーブルとの位置も考えて配置。キッチンの背中側は冷蔵庫と食器収納、奥はパントリーを通って、そのまま寝室のWCLに繋がります。いつもの回遊できる動線です。
食器棚の中間には開口があって、寝室と繋がっています。なぜかというと・・・
左)寝室。東向きで明るい寝室の一角をワークスペースとしてカウンターを設けています。ただ、ここで仕事するのは寂しい・・・という奥さんのために、カウンター横に開口を設けて、リビングと繋がるようにしてみました。先ほど食器棚の間に開いていた開口の正体はこれ。手前の通路はWCLへの入口。
右)WCLから寝室とキッチンを見ています。左が寝室、右がキッチン方向。右手の棚のある部分がパントリーです。ここから見ると動線がよく分かります。
洗面室をリビングから見ます。配管経路確保のため床は上がっています。右手は脱衣のスペースと収納棚、奥はもともとキッチンの勝手口だったドア。こちらもアルミ製の開きの網戸が付いてましたので、木製引き戸の網戸に変更。

左)洗面カウンター。左側は天井までのミラーとなっていて、右手の梁下部分は収納となっています。床はサーモタイル。
右)脱衣室、浴室方向。左側は洗濯機スペース、ここは元ガスコンロのあった部分で、天井が下がっているのはキッチン換気扇の配管のため。背中はパイプスペース。
右手奥は脱衣室、その奥が浴室です。もともとワークスペース前にあった小窓は浴室の窓として生まれ変わります。窓のあるお風呂、うらやましいです・・・
リビング全体像。正面から見ると浴室ボックスやキッチンがリビングに斜めに挿入されているさまが分かるでしょうか・・・床の杉フローリングは浴室ボックスやキッチンと平行に張っているため、リビングの壁とは斜めに交わるような感じになります。
視線は床材の張り方向に伸びる(つまり長方形リビングの対角線)ため、廊下から入ってきた際、リビングの奥行きはより深く感じられるはずです。
・・・しかし、結構大掛かりに変わっているので説明が難しい・・・そして、斜めの住戸の採寸がこんなに難しいんだということを痛感しました(笑)
でも手間が掛かる分、面白いリノベーションになっています。完成が楽しみ・・・










