池ちゃんのブログでも書いてましたが、今週から茨木I邸『本棚ベッドのあるワンルーム空間の塗り壁の住まい』が着工しました。年をまたいで来年2月に完成見学会の予定。

年明け着工の伊丹O邸と同じく、スケルトン解体、乾式二重床(LL40)、乾式壁断熱、内窓全窓追加(内部ペアガラス)、全面珪藻土塗り(セルフ)に造作キッチンに本棚やテレビ台の造作家具と、まさにうちの木のリノベフルスペック仕様。ここまでやっておけばもう心配なし。

解体終了した現場は広い・・・ドッチボールくらいならできそう。そういえば真四角の物件は久しぶりな感じもするなぁ。

 

さて、通常なら解体現場は天井から電気配線やら何やらぶら下がります。ところがご覧の通りすっきり。上の階の床スラブ下面が天井仕上げ面で、電気配線も露出配線だったためです。

築37年で私より一つ年上のベテランマンションゆえ、階高も高くはない。遮音床下地で100ミリ必要なため、天井仕上げを新たに作ると天井高がかなり低くなってしまう。そこで今回はこの天井面をうまく使うプランとしました。ここで完成予定のパースを交えてご紹介。

 

玄関から廊下。右が玄関収納、その奥はトイレと洗面への通路。左手が予備室で奥がリビング。天井面は既存仕上げ撤去の上、下地処理して仕上げ。

プランは基本的な条件をお聞きして、プランニングはほぼお任せ頂きました。何と言っても提案業ですので(笑)、お任せしてもらえるのが一番嬉しいし力も入る・・・まぁいつもお任せ頂いてますけど・・・

なるべくワンルーム空間に近づけるため、壁を2000の高さで止めて、ランマガラスを入れて視線が全て繋がるように。透明ガラスなので家の端から端まで天井が繋がります。

照明は配線できないので天井ではなく壁で取っています。水周りと予備室以外、天井に付ける照明はレール一箇所のみ。天井にゴチャゴチャ付けるのは好きではないので、個人的には理想の照明計画なのです・・・

壁に付けたブラケットは電球と台座のみのシンプルなもので器具代も安い。別の部屋からは電球の存在が見えないのでランマ越しの間接照明にもなります。

 

こちらは予備室から高めの目線でランマの構成を見てみます。右手がさきほどの廊下、左手はウォークインクローゼット、奥はLDKに繋がります。ランマ越しに全ての空間が繋がりつつ、遮られているのが分かります。

廊下、予備室、WCLの3箇所の壁付ブラケットは全て家の中心付近にあり、このあたりの天井を最も明るく照らします。家の中心が明るいのはいい家だ、と誰かが言ったような言わないような・・・言ってないね、たぶん。

 

トイレと洗面。もともと洗面室は狭く、トイレも洗面からしか入れないプランでした。そこで洗面位置を大きく南に動かし、トイレを広げつつセパレート。トイレはタンクレス+手洗いが定番になってきました・・・幅の狭さを解消しつつ、来客にも喜ばれる大きなミラーを設置。

洗面はこれまた定番となりつつある広葉樹天板と洗面台、大きなミラーのセットです。両方とももちろん、天井はスギ羽目板張り。

 

LDK。この家の南側3分の2はLDKスペース。かなり広い空間。この大きな正方形空間の中心にシンボル的にスギ柱を建てることで、感覚的に4つの空間(リビング・ダイニング・キッチン・ベッドルーム)を田の字に区分けています。

照明はキッチンの手元とダイニングペンダントをダクトレールで取っている以外はキッチン背面の間接照明のみ。正直、これだけだと暗いはずですので、残りはスタンドなどで照度を確保してもらいます。自分の家を作れるなら、私もリビングはこうしたい・・・夢の話だけれど・・・

 

キッチンは定番のシナ共芯合板&ステンレスヘアラインの造作キッチン、食洗器なしタイプ。

背面は壁を50ミリふかし、配線や棚の下地スペースを確保しています。壁面いっぱいに棚が繋がっていて、キッチン背面は食器収納、そこからダイニングの本棚に変わり、一段下がってパソコンスペースになります。

間接照明はまるで150ミリ角の柱が浮いているような造形として、天井面と壁面を同時に照らします。かなりシンプルな構造にできそうで、今回結構気に入っている部分です。

 

LDKの一部に設けたベッドスペース。杉材で作った本棚をL字に置くことで圧迫感出さずに適度に区切れるように。Iさんが買われる予定のベッドマットに合わせてスノコも作ります。もちろん全て移動可能。

さて、今回の風通し確保のポイントがこちら。ベッドを置く部分からちょうど北側の腰窓が見えます。この直線状の南側には掃き出し窓があり、マンションの南北が繋がります。

マンションはとにかく、玄関ドア以外の窓で南北を繋げるのが通風の基本。もともと南北は日当たりでの温度や気圧の違い、高さもあるから風は通しやすいんです。

今回も結構高層なこともあって風通しはかなりいい。これなら夏はエアコン要らないかも知れません、Iさん。ただ他の引き戸は閉めて、この経路だけ開けるようにして下さい。

網戸も直しますし(笑)、天然の扇風機に期待しましょう♪

 

南側掃き出し、北側腰窓とも内窓をペアガラスで設置。壁も乾式ですが50ミリほど断熱します。ニュースでもやってますが、全国的に断熱材が不足していて確保は大変だったみたい・・・

ここは上下左右隣戸に囲まれているし、日当たりもかなりいいので、冬でも天気のいい日は暖房なしでも全然いけるでしょう。う~ん、省エネ・・・

そういえば断熱改修と内窓設置した吹田Tさんから、寒い朝でもリビング18度あるよ、とメール頂きました・・・無暖房でその温度はすごいです・・・Tさんちは来週お伺いする予定なのでその温度を体感してきますね。

 

どうでしょう、天井に照明のないすっきりした感じ、伝わったでしょうか。完成が楽しみ♪

照明付けたら、大人の空間、という感じになるかと・・・見学会は2月中旬に開催予定ですので、この感じを皆さんにぜひ味わっていただきたいです、はい。

そうそう、明日は1年ぶりに京都KさんのところにUさんをお連れして訪問してきます。ついでにカウンターに穴あけなんかもしてきます。Kちゃん、大きくなってるだろうなぁ・・・

それと・・・今日は名塩Kさんちで忘年会のお誘い頂いてたんですが、Kさん家族ののっぴきならない事情で年明けに延期という電話が・・・ご主人、既に買出しまでされてたみたいでかなりショック受けられてました・・・大丈夫でしょうか、新年会首を長くして待っております~!

・・・そういえば今年はHさんから忘年会のお呼びがない・・・きっとお忙しいんですよね。
でもHさん、私たちはいつでも準備はできてます。厚かましい・・・(笑)

2010年12月11日