今日は朝一番から茨木Iさん邸の現場確認行ってきました。現場は乾式二重床の施工が終わり、壁の下地を立てる墨出し中。二重床の継ぎ目には養生テープ貼ってます。工事中、下にゴミが落ちないように、という対策です。

 

木のスペシャリスト、山崎大工父と兄。今回は特に風呂周りで採寸時に読めていなかった寸法調整が必要になりました。解体しないと見えない部分はどうしても出てくるのと、壁や床の垂直水平が悪いとか、断熱材の厚みうんぬん、色々調整するところがあります。

何とか無事に納まりそうで何より・・・

 

住戸北側の壁面です。スクリューパッキンで垂直調整後、ドウブチという木材を横に流し、スキマに断熱材を施工しています。この上にさらに断熱材を張ってから石膏ボードで下地を作りますので、断熱改修部の壁は6センチほど室内に膨らむ形になります。

当初は20ミリ+20ミリ=40ミリの断熱をする予定でしたが、ニュースでも話題の断熱材不足で20ミリが調達できず、25ミリ×2の50ミリ断熱に・・・まぁ、性能が上がるのでいい方向ではあるんですけど、その分室内に1センチ余計に張り出してきますので、断熱材のはめ込み方を工夫してもらい、5ミリだけの膨らみで納まるようにしてもらっています。

マンションのコンクリート躯体はほとんど垂直や水平が狂っていますので、それを内部工事で調整しつつ、また断熱材の厚みを確保し、気密も取りながら乾式で仕上げる方法としては今のところこの方法に落ち着いています。

気密性で言えば吹田T邸で行った湿式工法の吹き付け断熱の方が矛盾は少ないですが、車両の置き場やホースの経路、階数の制限などクリアする問題は多い。この現場では階数の問題、年明け着工の伊丹O邸は車両とホース経路の問題で難しく、両方とも乾式断熱で施工します。現実的には乾式の方が多くなってくるでしょうね・・・

窓は全て内窓(ペアガラス)施工予定なので、北側居室の温熱環境や結露はほとんど改善されると思います。

 

実は先週土曜、大工さんを交えた工務店さんの忘年会にお呼ばれしてきたんですが、山崎のおやっさんが飲みすぎて酔っ払い、かなり楽しい&大変なことになって・・・聞けば全く覚えてなかったそうでひたすら謝ってました・・・

いつもおとなしいおやっさんの変わりぶりがあまりに面白かったので、携帯で動画撮ってた私、こんなことなってたよ、と見せてあげたら『あちゃ~』と恥ずかしそうなおやっさん・・・(笑)いつも帽子をかぶってて、背も大きくないおやっさんは、妖精っぽいです。夜中に靴作ってそうな感じです。

 

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現場には既に丸岡材木さんの吉野杉フローリングが搬入済み。いつもは数ロット開梱して木目を見るんですが、今日は時間が無かったので、それは年明けのお楽しみ・・・写真はいかにも吉野、というピンクの赤身がきれいなフローリング。節無しです・・・すばらしい・・・

で山崎親子としばらく杉談義。私、こういう時間が一番好き・・・今日は杉の産地について話してました。産地を詐称して売る材木業者が少なからずいるとかいないとかいう話・・・

吉野杉って未だブランド力があるので高く売れる。そこで他県で取れた杉でも綺麗なものは吉野の原木市などに流れて吉野材として売られることがある、という話をたまに聞きます。

別にどこの木だって国産材に違いないし強度や耐久性に違いはでないんですけど、お客さんや私たちのような設計者、大工さんたちにとっては、売り手が言う産地を信じるしかないわけなので、許しちゃいけない問題だと私は思います。

もちろん今使っているのは吉野材だけれど、もともとの原木は原木市で買っている以上、不正が行われていない保証はないわけで、そのあたりがどうも気持ち悪いなぁ・・・と。

というわけで、SGEC認証林からの原木を認証工場で製材して、国もお墨付きの吉野材ルートを作る。何ならうちも認証を取りたい。来年は丸岡さんと共同でそのあたりをもっと突き詰めたいなぁと思っています。できるかどうか全く未知数なんですが、何でもまずはやってみよう。

それと、各地の杉材のルーツとか、杉苗の銘柄とか、さらにマニアックな部分について調べたいと思っています。杉が大好きで、杉使ったリノベーションやってる身としては、杉のことについては誰よりも詳しくなりたいなぁ、と・・・

そろそろ誰も理解できない変態の域に入ろうとしている気もしますが・・・いいんです、それで(笑)

2010年12月27日