久しぶりに購入前の中古物件見学。クライアントは高校の同級生。普通、零細設計事務所の仕事は友人と親戚が多いのが定石・・・なんだけど、実は私はやったことなくて・・・友達が少ないだけかな(笑)


ということで本題。この物件、最上階で屋根が三角形の勾配屋根になっている。こういう外観の最上階物件は、内部の天井も高くできることが多い。


実は今回、希望エリアが広かったことや、面白いリノベを望んでいることもあって、こういう物件をあえて紹介してみた。調べてみると案の定、天井裏には広大な空間があった。

ただ最初の写真を見ると分かるが、室内は平天井に仕上がっていることがほとんどで、普通は気づかないケースが多い。住んでいる人でも知らないこともある(汗)


今まで数件、こういった勾配天井物件のリノベーションをさせてもらったが、パッと見は戸建の平屋住宅のように仕上がる。高さによってはロフトを作ったりすることも可能で、同じ面積でも場合によっては1.5倍くらいの居住面積を取れたりもする。

ちゃんとした高さの部屋を確保するのは法規その他色々な面で難しいが、例えば子供室だったら、低い三角天井でリビングが見渡せるロフト部屋も面白いかも知れない。


また、高さをそのまま活かして解放的なリビングにすることももちろん可能。見た目は平屋の戸建住宅にしか見えない、非常に気持ちのよい空間にすることができる。

もちろんデメリットもしっかりあって、最上階物件は得てして他の部屋よりも価格は少し高いし、工事費用も大きくなる。また、最上階の天敵である夏の暑さの問題もある。断熱面積はかなり大きくなるので改修費用もかなり上がってしまう。

ただそういったデメリットを差し置いても、勾配天井の魅力は大きい。設計者としても色々なアイデアが浮かんでくる面白さもあり、こういう物件の相談がくると、自ずとテンションが上がってしまうのは否定できない・・・

Google マップ

なお、これから勾配天井の物件探しを考えている方にワンポイントアドバイス。

不動産情報には最上階という表示はあっても、勾配天井かどうかは載っていない。なので、物件をグーグルマップで検索して、航空写真で屋根形状を確認する。最近はグーグルアースに連動して、立体的に俯瞰できるようになってかなり便利になった。

また建築基準法の高さ制限により、建物が斜めに削られている場合は、例えば10階建の7階や8階でも最上階の場合もあるので難しい・・・

最終的には物件見学に行って、ユニットバスの天井点検口を覗いてみるしか確認のしようがないんだけど・・・最後は、プロに任せましょう。連絡くださいませ。

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2016年7月26日