マンション内装材開発提案の成果発表会

木材会館なう。発表会なう。

ツイッターでは実況中継しましたが(笑)、先週末、財団法人 日本住宅・木材技術センターさんのマンション内装材開発提案の成果発表会に行ってきました。場所は江東区門前仲町。

久しぶりに人前で話しましたので緊張しました・・・あくまで開発成果発表ですので、やったこと説明すればいいだけなんですが、他の方の説明があまり面白くなかったので(失礼)、私は皮肉も含めて少しセミナー風にしてみました。

現状の考察と問題点のあぶりだし、その解決方法という流れで・・・時間オーバーだったことは言うまでもありませんけど・・・最低1時間は欲しい(笑)写真は住木センターの品川さんに頂きました。スーツがいつまで経っても似合いません・・・

発表後、いろんな方と名刺交換させて頂き、新しい出会いも頂けて、とてもよい経験になりました。いつも取り上げてくれる住宅新報のKちゃんもいたりして(笑)

住木センターさん、いろいろありがとうございました。今後とも宜しくお願い致します。

 

↑木材会館といえば、日建設計さんが手掛け去年竣工した新木場の建物が有名。できればそちらに伺いたかったんですが・・・旧館のほうでした・・・残念・・・(ヒノキ角材をファサードに使ったビル。国産材を1000立米使ってるそう。詳しくはこちら

 

今回、マンション内装材に国産材を取り入れるための開発提案を支援する、というのが住木センターさんの狙い。その開発に補助金を出してくれる、という話を聞いて、バタバタと資料を作って提案書を送ったのがつい先日のような気がします・・・

それから半年、短い期間に相当詰め込んだ形になりましたけど、とても有意義な研究開発となりました。いや、まだ終わってはないんですけども。ほぼ固まってますが、製品化するまでもう少し時間が掛かりそうです。丸岡材木さんと共同で販売もしていく予定ですので、もう少々お待ち下さい。

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無垢杉床遮音材開発、大詰め

twitterで少し書きましたが、今日は吉野の丸岡材木店さんまでスギ遮音材の打ち合わせに行ってました。国から補助金を頂いている事業、3月中旬には成果発表しないといけません。最近、時間が間に合うかと気が気じゃない状況が続いています・・・

 

開発中ですので全部はお見せできないですが、私が手に持ってるのが試作品。45センチ×90センチのパッケージになっていて、スラブ上に敷き詰めたのち、上からフローリングを施工するという形になります。

新築マンションに見られる、フニャフニャした遮音フローリングは、柔らかくすることで表面をじゅうたんのようにして、音の発生そのものを低減する仕組みで遮音構造をとっています。実際に計測してみると性能が高いのがよく分かります。ただ、踏みごたえの評判はすこぶる悪い。

床材を無垢にする場合、表面をフニャフニャにすることはできないので硬いまま、つまり発生音は大きくなる。その音を低減するのは簡単なことではない・・・この数ヶ月間、かなりの試行錯誤を繰り返してきましたが、ここにきてようやく開発の目処が付いたところです。

 

木造住宅で用いられる根太(ねだ)構造と、新築マンションに見られる乾式二重床構造。両者のいいとこ取りをしたような仕組みになっています。根太材には杉、根太の間には吸音材としてスギの樹皮とコーンスターチからできた樹皮ボードを組み込み、その上にスギの合板が組み合わさった形。床材との間には粘土質の遮音ボードを貼って施工する予定。

今回、材料は全て自然素材で作りたい、という当初の考えがあって、しかしなかなか思うような性能や強度が出ず、開発が長引いたという背景がありまして・・・少し考え方を変えて、ゴム部材をほんの少しだけ使うことで、何とか性能値は確保できそうな気配。まだまだ日本建築総合試験所での連続3回の試験が待っていますが・・・もうこれで最後です。少し寂しい気もします・・・

かなり本業に影響した数ヶ月でしたが、マンション床の遮音に関しては相当経験値を積めました。この経験はきっと活きてくると思います。

住木センターさんの補助金事業ということで、3月の東京の発表会は100名を越える方が来られるそう・・・お役人の先生がたの前で、名だたる大手メーカーさんと並んで、零細設計事務所の私がプレゼン、という絵を想像しただけで気が遠くなります・・・

私、関西弁でしか話せないんですが、大丈夫だろうか。即退場にならないことを祈ります・・・

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3度目の正直(遮音試験in日総試)

今日は大阪吹田の日本建築総合試験所で遮音試験でした。季節外れの暖かい日になったのですが、最近寒くてクセになってしまったパッチ(いや、インナーと呼ぼう)は手放せず・・・だってヒザが冷えるんですよ、最近。歳ですね・・・

で、朝は寒くてよかったですが昼間動いてたら暑い暑い・・・ヘトヘトで事務所に帰ってきたら今度はちょっと寒い・・・まさか、風邪?いや、きっと気のせいだ。うん、気のせいだ。

 

遮音試験の仕組み解説。一番上の右の写真の部屋に床組を作り、下の部屋でマイクで測定、そのデータは同じく一番上の左の写真下に写っている部屋のパソコンでリアルタイムにデータ化されます。

こちらで床組を作ったらトランシーバーで下の村上さんに連絡、測定後下に降りてデータ確認、という作業を繰り返します。今回は合計20回この作業を繰り返しました。そのたび階段の上り下りが結構ハード、今日だけで何回往復したでしょう・・・明日はきっと筋肉痛です。

日総試の村上さん、私たちのホームページも見てくれているようで嬉しいです。車通勤の際はうちの事務所の近くを通っているそうです。余談です(笑)

 

さて、遮音試験も徳島を入れて三回目。ようやくコツがつかめてきて、どの材料がどんな役割をしているのかおおよそ検討がついてきた・・・つもりで臨んだ今回。前回までのデータを踏まえて、少し違う切り口で攻めてみる。

そのおかげか午前中でなんとかΔLL-4等級(旧LL-45)まで出ました。が、明らかにオーバーな仕様、やりすぎ。近所のラーメンやさんで豚骨ラーメン食べながら、どうやってもっと仕様を簡単に、仕上げを薄くするかを話し合い、午後に突入。しかしちょっと行き詰る。

で夕方近くになって、基本に戻ってみることに。木造住宅の床の作り方、そして大手メーカーの防音二重床の工法、シンプルにこの2つのいいところを取ってみようと測ってみたら・・・おぉ、なかなかいいデータが。

あとはこの数回の試験で得たデータをもとにあれを足して、これを載せて・・・で、ようやく目標値達成。仕様もずいぶんシンプルになりました・・・よかった・・・

悩んだときは基本に戻れ、とは良く言ったもんです。そんな言葉なかったっけ?(笑)

 

しかし開発のタイムリミットは刻々と迫っています。3月中旬には東京の木材会館で開発発表もしないといけません。とりあえず来月頭にもう一度試験の予約を入れて帰って来ました。

今度は本試験と同じ面積に施工して確認するプレ試験の予定。広い面積になるとデータが悪くなる傾向があると脅されてます・・・製品化に向けて試作品も作らないといけません。やること山積み・・・なんとか一つずつクリアしていきたいと思います。

 

余談ですが、最近うちのサイトを見たという建築屋さんから、丸岡材木さんへ床材の注文が3社も入ったそうです。いつもいろいろお世話になっている丸岡さんに少しでも貢献できていると知ってとても嬉しい。みなさん、もっともっとスギを使って下さい。小さいことからコツコツと。みんなで国産材需要を盛り上げましょう(笑)

明日は筋肉痛抱えながら東京行ってきます。Yさんからのメールでは東京も暖かいそうですので、意を決してパッチは履かずに行くことにします・・・脱ぐのは勇気が要りますね・・・(笑)

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LL-45の壁・・・

年末って・・・忙しいっすね・・・気づいたらブログがお留守・・・

そんな忙しい年の瀬に大阪吹田の日本建築総合試験所(略して日総試)でスギ遮音材の測定試験をしてきました。ここは関西での建材性能試験のメッカ。もちろん施設も立派ですし、最新鋭の機材が揃っているところ。大手メーカーもみんなここで試験をしています。

車2台で持ち込んだ荷物は膨大な量・・・フォークリフトをお借りして荷揚げ中。

 

はい、こちらが日総試の音響試験室です。この下にはそれぞれ独立した2室があり、手前がスラブ厚150ミリ、奥が200ミリの構造になっています。今回は奥の200ミリスラブの試験室を使います。

前回の徳島での試験では半屋外でしたのでとても寒かった。今回も・・・と思っていたら、暖房完備で暑いくらい・・・

 

事前に用意した図面を元に試験開始です。今回、私たちの試験測定を担当してくれた村上さん。もの静かですが的確なアドバイス。頼りになる方です。徳島では機械のオペレーションまで自分たちでやる必要がありましたが、さすが日総試、機械の作業は全てやってくれます。その代わり・・・測定費用は高いです・・・徳島の10倍以上(泣)

 

測定室はちょうど6畳の広さがあって、実際の性能試験では6帖みっちり施工が必要。ただ今回もあくまで傾向をみる目的なので2帖分で試験を行います。

徳島での結果を踏まえて、これなら行けるんじゃないか、という組み合わせからスタートしましたが・・・結果はLL55。目標に遠く及ばない。その後、何度か繰り返してLL50は出た。しかし、45にどうしても及ばない。ギリギリ届かない。計測すること、20回弱、タイムオーバー。

・・・撃沈です・・・

 

落ち込む私たちに村上さんが一言。

『大手メーカーだって一回で性能出ることないですよ』

はは・・・そ、そうですよね・・・これに懲りずに次の作戦考えないと!

もう日がない・・・1月にもう一度日総試にリベンジ行って来ます。

 

・・・しかし、コンクリート打ちっぱなしの空間での一日作業って異様に疲れます・・・試験室もいっそのこと壁天井スギ板張りにしては・・・(笑)

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雨の吉野(杉遮音床材開発打ち合わせ)

今日は朝から奈良 吉野で杉遮音床材の打ち合わせをしてきました。22日に今年最後の試験測定が迫っていますので材料の段取りやら仕様の確定やら大忙しです。工務店さんと丸岡材木さんとどうすれば遮音性能を確保できるか、構造的に安定させられるのか、製品として作りやすいか議論です。

吉野は雨・・・山には霧が掛かっています・・・雨はイヤですけど、素敵な風景でした。山に来ると癒されます・・・(無駄にハイビジョン撮影だったりしますので下のHDボタンを押してね)↓

 

マンションの床遮音材に関しては、色々なメーカーから色んな商品が出ています。中にはどんな床材でも遮音性能が取れる、というすごいものもあります。もちろん、そういう商品が良いに越したことはないんですが、厳密に言うと、表面に張るフローリングの樹種や厚みによって、遮音性能はとても影響を受けるんです。これは前回の徳島での試験で身を持って体感しました。

で、実際に胸を張って『この遮音材はLL-45等級が取れます!』というためには、JIS認定のきびし~い試験をパスしないといけません。この試験、表面に使うフローリングの仕様までひっくるめてしか受けることができません。なのでどんなフローリングでも遮音性能を取れる遮音材、というのは実は物理的に難しかったり・・・厳密に言えば、の話ですけどね。

今回は私たちの『無垢杉特注幅広フローリング』を使ってLL-45等級を取れる仕様を作り、そのきびし~い試験にパスしようと考えているんです。

ちなみにJISの試験を一回受けるだけで何十万円もしますので、今のところ大手メーカーしかこの試験は受けていないのが現状。私たちだって補助金がなければ絶対に無理でした。

たぶん、表面に杉を使い、なおかつ化学製品を使わない材料だけでできた遮音床でJIS試験受けようとした無謀な人は今までいないと思う・・・大手メーカーは無垢フローリングとか想定してないケースが多いですし、ゴムやらスポンジやら使って遮音取るのがてっとり早いですから・・・

杉の床を使ったマンションリノベーションを誰にでも手軽に楽しんでもらう。それが私たちの最終目標!・・・といえば聞こえはいいですが、前途多難、成功するのかどうかもいまだ未知数です。ゴールはあと少しのようにも思えるし、実はめちゃ遠いのかもしれない、というのが現在の心境。

 

丸岡さんの工場で材料をいろいろ加工しながら対策を練ります。いろんな機械があるので普通ではできない加工や切断がここではいとも簡単にできてしまいます。今日は下地の羽目板と杉フローリングにどう裏溝を取るか、という検討を色々試しました。

 

帰りがてら、私たち専用に作ってくれている杉幅広フローリングの原板を確認させてもらいました。色気のあるいい顔してます。材は吉野杉。このフローリング、今年の夏以降の現場から採用していますが、大工さんや現場監督の評判がすこぶるよいです。

もちろんお客さんに喜んでもらうために開発したんですが、プロに喜んでもらえるのが一番嬉しい(笑)

 

こうやって原板から確認できる材料を使えるって、めちゃくちゃ幸せで贅沢なことだなぁ、としみじみ思います。この板たちは誰の家のどの部屋の床になるのか、想像するだけでちょっと面白いです。

君たちが載るべき最適な遮音材はできるだろうか・・・とにかく頑張ります。

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マンションリノベーションと遮音

 

今日は朝から先日の遮音試験のデータ整理・・・

40回ほど測ってるのでまずはエクセルで表を整理して、比較対象をグラフにして、見やすいように色とか合わせて、書き出したグラフを印刷して机に並べて、赤ペンでチェックしながら傾向を分析して、次の方針をどうするかを考えて・・・とか色々やってたら夜になっちゃいました。

小さな脳みその、日頃使わない部分を酷使している感じがします・・・熱出そう・・・

 

 

マンションリノベーションにどうしても付いて回るのが遮音問題。しかし、遮音に詳しい建築屋ってほとんどいない。だって、難しすぎるもの・・・周波数やらデシベルやら、日頃使うことのないものばかり。なので、カタログやメーカーの言う数値を信じるしかない。

ただ、その数値も出所や根拠がはっきりしないものもあったり、そもそも、現場のスラブ厚や下階梁スパン、コンクリートの水セメント比や壁際の納めなどでコロコロ変わる。

なので、管理組合の求めるLL45なんていう数値は保証値ではなく推測値に過ぎないんですよね。どんな現場に設置されるか分からないものをメーカーは保証できないから。つまり、このあたりはかなりのグレーゾーン。えらいものに手を出してしまったようです(笑)

 

今引っ掛かっているのは125~400Hz帯の騒音をどう減らすか、これが難しい。単純に遮音材の厚みを増やせばいいというもんでもなく、空気層を作ればいいというもんでもない、ということがやっと分かってきました。

こんだけ厚くすりゃ大丈夫だろう!と測った測定結果が特定の周波数では飛びぬけて悪い、その逆もしかり。杉とヒノキを比べるだけでも結構違う。なんと奥の深い遮音の世界。

ただデータをじっくり見てみると、質量とか、下地の柔らかさとか、接地面積とかが微妙に絡み合っているよな傾向は読み取れる気がしてきます・・・少しずつ外堀を埋めていくパズルのような感じ、嫌いではないのが幸い・・・12月の再測定に向けて対策を考えます。

 

マンションリノベーション手掛けていく以上、このあたりを学ぶことにメリットはあってもデメリットはない。設計者はもっと遮音に知識を持つべきだし・・・と自分に言い聞かせながら頑張ることにしましょう(笑)

明日は先日お引渡しした大阪堺Yさんとこにお邪魔してきます。引越し後のようす、じっくりお伺いしてこようと思います。金曜は神戸のNさんとこにもお邪魔してきます~

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無垢杉床材の遮音試験(徳島)

 

ここ数日でとんでもなく寒くなりましたね・・・体調崩さないように暖かくしとかないといけません。

と言いながら、ちょうど寒波がやってきて、一日中雨という一番出かけたくない日和だった先日、徳島県の森林林業研究所というところまで行ってきました。映画の舞台にもなった眉山(びざん)のふもとにある施設です。

例の床材開発の遮音試験を行うためだったのですが・・・気温7度、雨の降りしきる中、半屋外の施設で2日間朝から晩まで・・・これはかなり堪えました・・・

杉板材の名産地徳島、しかも林業研究所というだけあって、施設は杉がふんだんに使われています。鉄筋コンクリートと杉のコンビはやっぱいい・・・ステキ。

写真左側に写っているコンクリートの箱状の部屋が音響測定室。上で音を鳴らして、下で測定、どれくらい遮音できているかを見るわけです。この施設、JISの規格ではないのですが、今回は傾向を掴むことが目的なのと、何よりレンタル料が安いのです。カラオケ屋さん並み(笑)

大阪の施設だと10倍くらいします。決して大阪人が商売上手だから高いわけではないはず、あしからず。

 

 

以前、飛び込みで伺ったにも関わらず遮音について色々教えてくれた工業技術センターの中岡さんも助っ人で参加してくれました。感謝です・・・何しろ、素人の集まりなもので・・・結局機材のセッティングとああでもないこうでもないで半日。午後からいよいよ測定開始です。

 

ちなみにどうやって音を測るかというと、こんな機械で床を叩きます。

左がタッピングマシンといって、軽量音(スプーン落としたときのような音)を出す機械。箱の下で金属のピストンが上下して音を出します。
右がバングマシン。タイヤが上下してドンという重量音(子供が跳んだときのような音)を発生します。その音を下の部屋で測るわけ。これでマンションの下の階での騒音を再現するんですね。

左のタッピングマシン、軽量音と聞けばかわいいですが、実際はマシンガンのようなすごい音がしてちっともかわいくないし心臓に悪い。下の部屋で聞いてみると高架下にいるような感じ・・・

実際のようすを動画でどうぞ・・・(音が出ますので注意)

 

 

 

測っては貼り、貼っては測るを繰り返すうちに、気が付けばあたりはもう真っ暗・・・寒さが身にしみる。春とか秋ならよかったのに・・・15回ほど測ったところで一日目は終了。つ、つかれた。もう限界。とりあえず飲みに行こう!ということで徳島の町に繰り出すも、早めに切り上げました。朝も早かった上に重労働。眠さに勝てません(笑)

 

 

一日目の結果を参考に、二日目はいろいろ試行錯誤してみます。どうすればいい結果が出るのか、ああでもないこうでもない、切ったり貼ったり試行錯誤・・・こういう作業は好きです。途中マシントラブルがあったりいろいろありましたが、なんとか2日目も終了。合計で40回以上試験しました。もうヘロヘロです・・・

これからデータを分析して次の対策練ります。しかし実際計測して、生のデータをみたことで、遮音の奥の深さと難しさを身にしみて感じました・・・できるかなぁ、ちょっと不安になっていたりして・・・12月中に試作品を作ってまた測定に入りたいと思います。

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杉の遮音材開発と国会議事堂

昨日は日帰りで東京。前に財団法人 日本住宅・木材技術センターさんに出したマンション内装材の提案が無事採択の運びとなって、その打ち合わせのために・・・補助金頂けるのでやってみたかった実験やら測定やら色々できる。とても楽しみ・・・なんだけど、日常業務と平行してできるのか、という不安は残る(泣)

で、今回は予算や実際の開発段取り、補助金に関しての最終の打ち合わせ。住木センターというだけあって、センターの方に無理を言って写真まで撮って頂く。たぶん、こんなことを頼んだのは私だけだと思う(笑)

 

さて今回、いったいどんな申請したのかというと、無垢材、特に杉の30ミリを使う私たちが、気持ちよく使える遮音下地材の開発提案なのである。

実際、無垢フローリングの下に敷く遮音材って色々あるんですけど、合板とかパーティクルボードとかウレタンとか、あんまり好みじゃない材料で出来ているものが多い。

で、杉好きの私としては、下地にも杉からできるものを使ってみてはどうかと考えた。具体的には、間伐材の羽目板と杉の樹皮をボードにしたものの組み合わせで遮音構造が作れないか、というものなのだ。

そう、ロマンティックな理想論を理論理屈で何とかできないか、という壮大な試み(笑)

遮音って奥が深い。とにかく、机上の空論では話にならず、とにかく計測するしか実証の術がない。どんなエライ学者さんの理論より、測定結果だけが真実、という世界。しかし、測定するにもお金が掛かる。その辺りを補助金で補ってもらえるのはとてもありがたいのである。とにかく、どうなるか分からないけど頑張ってみたい。

 

さて、住木センターは赤坂の一等地にあって、すぐ裏が首相官邸、少し歩くと国会議事堂があることは事前に分かってたので、実は打ち合わせ開始の1時間前には現地について、霞ヶ関周辺を散策・・・政権交代に合わせたように外壁が綺麗になったと噂の議事堂も見てみたかったし。

この辺り、道路という道路にお巡りさんが立っている。思ったよりすごい警備体制。そして・・・ニコニコしたお巡りさんに『観光で写真撮られてるんですよね?』と声を掛けられる。カメラ片手にウロウロしてる私・・・テロの下見にでも来た不審者に見えたのか・・・(笑)

なんだろう、この緊張感・・・どきどきしながら写真を撮る。首相官邸はもうパトカーだらけ。

 

国会議事堂目指すも、結構距離があってなかなか着かない。地図ではすぐそこに思えたんだけど・・・とにかく暑い・・・家出るとき悩んだけど半袖で正解でした。

平日の東京、街の喧騒から外れ、この一帯はひっそりしていて、何とも不思議な空間。そしてお目当ての議事堂に到着。綺麗になった・・・かどうか、ビフォーを知らないので分からないけど・・・いやぁ、中に入ってみたかったです。

 

・・・せっかくなので、門の前にいたお巡りさんに議事堂バックに写真撮ってもらおうかと思いましたけど、勇気がなくて言えませんでした(笑)

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国産材を使ったマンション内装材提案申請

 

ここ数日、とある提案申請書を作るためにウンウン唸ってました・・・

(財)日本住宅・木材技術センター『住宅分野への地域材供給シェア拡大総合対策事業』というやつで、要はマンションの内装材としてスギとかヒノキを使うための新たな製品企画提案を募集するもの。今日、ようやく書類ができました。

まぁ、この募集に気づいたのが今月初め、締め切りが17日の消印まで・・・時間がない(泣)

でも、開発費を補助してくれるとのことで、無垢床と遮音について、前からしてみたかったアイデアをこの2週間ほどで無理やりまとめてみました。

勝算は・・・・・・ありません(笑)。

そもそもこの企画で性能が出るかどうかも分からないです・・・

 

しかし、もともとマニアなのが災いして、妙なやる気と変な自信だけはある・・・で、この短い期間でとにかく動きまくりました。何でも勉強ですから!

 

まずはネット上で見つけた論文を頼りに徳島県立工業技術センターへ。徳島は板材の産地として有名ですからね、そのあたりの研究は関西一進んでるかも知れない。

ここで研究員の中岡さんに衝撃音とは何?どうやったら減衰する?木と遮音って?というあたりと、過去の研究成果とデータについてみっちり教えて頂く。そう、5時間休みなし(笑)

そして、ここでとある材料にも巡り合う。これは面白い!となって方向性はある程度固まるも、まだまだ未知数。遮音の基本は、とにかく測る。理屈で合ってても測らないと分からない。来月頭には材料揃えて徳島で予備試験を行う予定。

 

そして今週初めは財団法人 日本建築総合試験所へ。ここは床材などの遮音性能試験をするところ。性能の評価書もここが発行するので、大手メーカーの材料もほとんどここで実大試験が行われる。

ここでまた研究員の村上さんにいろいろ教えていただく。大手メーカーの試験も数多く見て来ているだけに持っている知識の引き出しの量がすごい・・・私、どうも研究員の方とは気が合うようで・・・いつまでも話していたい衝動に駆られる(笑)

実際に試験を行う実大実験棟も見せて頂き、試験時の音も聞かせてもらうが、予想以上にすごい音。これを消さないといけないのか・・・と軽く心が折れるも(笑)、とにかくやれるとこまでやってみよう、となって、今回の申請となったわけです。

 

実際、モノになるかどうか全く分からないので不安なのですが、とりあえず進捗状況をブログに載せていきます。まぁ、自分の知識を増やすこともできるわけで、全て無駄になることはないでしょうし・・・

とにかく試験と試作品作成のため今は材料を集めてるところです。試験の様子などもお伝えできればと思います。

 

さてさて、昨日は地熱住宅の研修で三重県まで日帰り出張、土曜は姫路でしっくい塗り、日曜は京都の家の打ち合わせで翌日が中古物件現場勉強会・・・しばらくハードなので腰を痛めないよう気をつけよう・・・(笑)

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