『木の収納ボックスのあるモザイクタイルと山桜の家』兵庫県宝塚市

Iさんとは2009年6月の『杉床と無垢家具のあるリノベーション』完成見学会に参加して頂いたのがきっかけでした。その際の施主のHさんとIさんのご主人が偶然に同じ会社だった、というサプライズもありましたが(笑)、その後しばらくの期間を経て、2010年6月に物件探しからお手伝いさせて頂きました。

宝塚、逆瀬川の山の手に立つ築29年、90平米強ある広めのマンション。地形に合わせて段々のスライド状に建っていて、三方向に窓のある物件です。内部は和室が2室もある細切れの4LDKとなっており、クローズドのキッチン含め、広いものの閉鎖的な間取りとなっていました。

Iさんの主なご要望は、子供と一緒に料理のできる対面キッチン、収納スペースの充実、ご主人の夢である秘密基地のような書斎スペースと、シンプルですっきりした空間を、というものでした。また、4歳のHちゃんと、奥さんのお腹には新居の引越しと同じタイミングで生まれてくる予定の赤ちゃん。子供たちのために将来的に2つに分けられる子供部屋が欲しいというものでした。

窓の多い物件でしたが、普通に配置を考えると、どうしても一つだけ窓のない部屋ができてしまう。そこで発想を変えて、一つの窓を分け合うように2つの子供部屋を配置することとし、当面分ける必要のない一部屋をリビングの一角に組み込みました。

和室が設けられていた南側は一つに繋げ大きなLDKに、キッチンを南向きに変更し、モザイクタイルのカウンターを持った対面キッチンに変更。玄関横にあった小さな部屋スペースは玄関からも繋がりながら、窓際を書斎、その他をWCLとし、キッチン横のパントリーにも繋がる動線を確保しています。家全体に複数の廻れる動線が交差する、人と風が行き止まることなく回遊できる家となりました。

<この物件の工事中のようすはこちらから>

<before>築29年、斜面にスライドして建つ3面外壁に面するマンション



収納が少なく圧迫感のある改修前玄関

改修前の廊下

狭くていびつな玄関横洋室

暗くて閉鎖的なキッチンとダイニング

改修前のLDと続きの和室

壁付けのキッチンスペース
   

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<after>山桜板とモザイクタイルの映える複数の動線を持った広がり間取りの家


大きな引き戸収納とベンチを持つ開放的な玄関ホール

木の収納ボックスの一部は収納と家族用玄関を兼ねて

杉羽目板の天井とモザイクタイルを使った洗面室

国産山桜板のカウンターと壁全面ミラーの洗面台

洗面横の洗濯機スペースと収納棚

山桜とモザイクタイルを合わせたタンクレストイレと手洗い

トイレは壁と天井に吉野杉の羽目板を

水周りも木のボックス

引き戸と杉の壁の複雑な関係

三枚引き戸の収納をもつ寝室

リビングに続く廊下

収納量抜群の棚とハンガーを持ったユーティリティ

窓を活かし杉の幅はぎ集成材で作った書斎カウンター

上部を開放してつながりを持たせたユーティリティ

ユーティリティと玄関の繋がり

ユーティリティから繋がるキッチン横のパントリー

パントリー方向からキッチンをみる

ハーフェレー社のレールとステンレス天板のシナ共芯合板造作キッチン

廊下側からキッチン、パントリー方向をみる

モザイクタイルと山桜のカウンターを持つキッチン

ダイニングから玄関までの動線

吉野杉フローリングのダイニングからリビングをみる

キッチンとダイニング、リビングの間接照明

将来の子供室をリビングの一部として

杉5寸角の大黒柱のあるリビング

リビング壁面はヤマザクラのテレビカウンター

子供室入口の引き込み戸

杉の勉強机カウンターを設けた将来の子供室

1つの窓を分け合う2つの子供室

子供室窓際の納まり
   


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