北側の寝室などに提案することの多い、INAXさんの『エコカラット』。特に写真の『たけひご』というくしびきのようなデザインが国産無垢材との相性がよくて使います。

ちなみにエコカラットのどこがすごいのか、というと、まずは珪藻土や漆喰塗りをはるかに凌ぐ吸放湿効果。メーカーによると珪藻土の4~5倍の性能があるそうだ。

※INAXホームページより引用。

上のグラフはいろんな素材の吸放湿量を表したもので、㎡あたりに蓄えられる水分量で見ると、エコカラットは1㎡あたり300gの水を蓄えることができるようである。6畳部屋の壁一面10㎡くらいで3リットルくらいになるので、下手な加湿器より水分量としては大きいということになる。

ここに床や天井の杉材、塗り壁材や珪藻土クロスなどのその他の要因が加わるので、室内の湿度を保つ効果はかなり期待できる。

事務所でも実験してみる。エコカラットに霧吹きしてみると、一瞬で吸い尽くしてしまう。以前、事務所の珪藻土壁を使った加湿実験をしたことがあるけれど、珪藻土は霧吹きしてもしばらく水の跡が残るのに対し、こちらはほんの一瞬で消えてしまう。

しかも、300ccの霧吹きの水を使い切るのに事務所の壁全体を使っていたわけで、エコカラットなら1㎡で霧吹き一本分の水を吸っちゃうわけだから、その蓄湿量はすごい。

 

気密性の高いマンションでは、冬場は絶対に乾燥します。これは相対湿度と温度の関係性によるもので、低温低湿の外気を暖かい室内に取り入れた瞬間、相対湿度がぐーんと下がってしまうからなのだ。また、せっかくの室内の水分も、窓際で冷やされて結露することで空気はさらに水分を失います。

寝室で使う場合、冬場などは寝る前に霧吹きをするなどの工夫をすることで、快適な相対湿度を保つことができるようになります。ただ、その場合は二重サッシにするとか、ウィンドウラジエターなどで窓際対策もしたほうがベター。

ちなみに、ホルムアルデヒドやアンモニアなどの吸着性能もかなり高いので、ペットのニオイ対策としても効果的です。少々コストが高いので全部の部屋に、とか壁全面に、というのではなく、アクセント的に使うのがいいかと思います。


2008年12月11日