木のマンションリフォーム・リノベーション-マスタープラン一級建築士事務所(大阪/兵庫/西宮/神戸/芦屋/東京/横浜/埼玉)

blog

ワイドバルコニーと景色


先日ホームページから資料請求頂いた神戸市灘区のKさんのご依頼で、中古物件の調査に行ってきました。現場は『杉床と無垢の家具のあるリノベーション』Hさん邸のすぐ近く。神戸大学のキャンパスを望むとてもいい環境。

Kさんご夫婦は5ヶ月の赤ちゃんを連れての見学、話しかけたら笑ってくれてとてもあいそよし。いや~、乳児を見るとまた欲しくなります・・・いや、やっぱりもう無理です(笑)

 

築24年。傾斜を活かした複雑な構造ながら、外壁のタイルはとても綺麗。エントランスもオートロック、ホテルのような雰囲気で当時はかなりの高級住宅であったことがはた目に分かります。新築時は相当高かったことでしょう・・・

Kさん曰く、中古リノベーションをするならなるべく変わったところを、ということで辿りついた物件だそうで、そのあたりは激しく共感できます(笑)バブル真っ只中には到底手が出なかったであろう高級物件、それをリーズナブルに購入できる可能性がある、というのも中古マンションリノベーションの魅力ですよね。

 

早速住戸内を調査。全体がL字型になった80平米ほどの広さ。なんと4面外壁です・・・こういう状況はなかなかない・・・上下階は部屋があるのでマシと思いますが、やはり冬の冷え込みは考慮する必要があるでしょう、とお伝えしました。

キッチンなどはいかにもシステムキッチン、というものではなくて家具調のものだったり、高級マンションならではの部分もあるのですが、キッチンと廊下、洗面と廊下、トイレと廊下、全てに3、4センチくらいずつ段差がある。

リビングと廊下の段差は配管スペースですが、その他はなぜ必要なのかはわからないので、当時は段差を付けるのが流行ったのでしょうか・・・

クロスの汚れは多少ありますが、新築時からワンオーナー、リフォームは一切していないそうで、リノベーション向きの物件といえます。床はフローリング可。LL45等級要。スラブ直張りカーペットから杉フローリングへの変更なので10センチほど床は上げる必要がありますね。

 

リビングと和室に15センチほどの段差。水廻りもないところなので配管とも考えにくい。とりあえず畳を上げてみましたが・・・10センチほどの断熱材(遮音材)のほか何もない。やはり段差が流行っていたとしか・・・

しかし厚いスタイロフォーム。和室の床だけは次世代省エネ基準クリアか(笑)

 

無地のヒノキ縁甲板。見事な日焼け。畳とともにここまで色の差が出ているところを見ると、新築時からず~っと同じタンスが置かれていたのかもしれません。その他、床柱にはヒノキの絞り丸太が使われてたり、床の間天井には照明が隠されていたりと凝った部分が見受けられます。しかし畳も壁もきれいです。24年暮らしてたとは思えない。

 

ユニットバス天井裏とキッチンパイプスペース内部を点検口からチェック。スラブ間寸法は概算で2700弱とかなり大きい。天井は上げられるがその分梁が大きく見えることになるのでバランスが重要ですね。

共有縦管はトミジ管、掃除口あり。ということでキッチンどこに移動するとしても縦管清掃用にPS点検口が必要。しかし洗面バストイレ側のPSは点検口見当たらず。

パイプスペース内部下地からみて、外壁下地は10ミリスタイロ裏打ち石膏ボード、総厚15ミリ程度?おそらくGL張りと思われます。4面外壁でリフォームなしの割にカビや結露の跡は見受けられない。10ミリ程度のスタイロが結構効いているのでしょうか・・・

 

南面と東面は全てワイドバルコニー。Kさんが気に入っているポイント、私も好きです。
そして、バルコニーからは神戸の町並みが一望。景色の中に緑も多いし、とっても静かで気持ちいい。素晴らしいです。

バルコニーは景色が一番綺麗に見えるところや、リビングの目の前はウッドデッキとしたいところ。掃き出し窓はスラブ天より200ミリ以上のまたぎがあるので、『ルーフバルコニーとウッドデッキ・障子の映える和の家』西宮名塩K邸のように外部への繋がりとアクセスのしやすさを考慮した方がよいかと思います。

 

というわけで不動産屋さんと分かれたのち、細かい部分やコストなどのお話を一時間ほどさせて頂きました。採寸と竣工図の確認は購入の決意が固まってからということで、まずは木のリノベーションの実例や住み心地を知って頂くため、近いうちにOBさんのお宅に訪問することになりました・・・

ということで灘のHさん、近くご連絡させて頂きます(笑)

北山緑化植物園→北山貯水池ハイキング


ゴールデンウィークも終わりましたね・・・今年は久しぶりにちゃんと休みを頂きまして(私だけですが)、5日間のうち4日間は出掛けるという、連休らしい連休を過ごしました。いや、どうも休みの使い方が下手&渋滞嫌いでして・・・

で、その休みの一日を使って、前々から行きたかった登山に行ってきました。いや、娘3人、一番下は2歳なので登山というのはおこがましいですが、まぁハイキングです。

昔ボーイスカウトやってたので、運動不足の体に鞭打つような、もう無理、というくらいの登山を求めるも、子供はそんなに長距離も長時間も歩けないということで悩んで決めたのが、西宮の甲山周辺のハイキングコース。

ルートとしてはまず西宮市北山緑化植物園で車を駐車場へ(植物園は入園料タダで駐車場代だけで行けるのでお得)植物園からは数本のハイキングコースが西宮の水がめ、北山貯水池に続いてるのでそこまで行こうという計画。

植物園の一番南側、最も距離の長いコースを選択。北山貯水池まで行ってみて、子供たちの体力が行けそうだったら甲山に登る、無理だったら神呪寺越えて甲山森林公園行って遊んで終わり。私もたぶん初めてのコースで距離感としんどさ具合がよく分からず。まぁ、何とかなるだろうと・・・

 

 

まずは北山植物園を散策。ここはいうほど坂もなくて子供たちもまだまだ余裕。この日はかなり暑い日でしたが木陰が続く道はちょうどよい感じでとても気持ちよい。このあたりでは小・中・大の順で歩いています。

 

そしていよいよ登り、階段が続きます。まぁかなり整備されている道なのでまだまだ。小と中の二人は走る余裕さえ。この先に待つ困難をまだ知らず・・・(笑)

 

ものの数分で北山貯水池ではなく北山池の方に到着。ここからが本当の闘いです・・・

 

行く手にどんどん岩が出てきました。子供たちは登るのも精一杯。街からも近いし有名なコースなので甘く見てましたが、子供には結構キツイ。でも冒険みたいで楽しそうに登っています。

 

 

キツクなってきたあたりからは大中小の順に歩きます。長女が隊長です。トトロに出てきそうな道が続き、森林浴、気持ちいいです。そう、求めてたのはこの感じなんだよなぁ~

 

途中には市街を見下ろせる大岩があったり・・・

 

ロープ持って降りるところがあったり・・・

 

 

3m越えるようなデカイ岩があったり・・・

 

  

花崗岩の岩肌は崩れやすく細かい石が多くて滑る。子供たちが相次いでしりもち、三女は疲れて抱っこと言い出し、みんな汗だく、そろそろ限界か、と思ったときにちょうど北山貯水池に到着。貯水池の向こうに見えるのが甲山。ここでお弁当

私は車で来ましたが、子供たちの植物園までの往復はさすがに無理、なので奥さんと子供たちはそのまま甲山森林公園に向かってもらって、私は1人植物園までの最短コースを戻り、車で森林公園まで回りこむという作戦に出ました。

若い頃は下りの山道なんて走って降りてたもんだと果敢に挑戦。時間は掛からず戻れましたが、本当に死にそうになりました・・・

 

しかしこのコース、適度にスリリングで子供たちには冒険感覚、ほどよい距離かも知れません。小さいお子さんがおられる方にお勧めのコース。ただ電車&バスで行くのがお勧めです(笑)


より大きな地図で 甲山周辺ハイキングコース を表示

テナント測量と看板に思うこと


先日来社頂いて歯科医院の内装をご依頼頂いているFさんのテナントの測量に行ってきました。西宮市内、事務所から10分ほどの閑静な住宅地にある100㎡ちょっとのテナント。

床はモルタル、壁と天井はコンクリート躯体むき出しに白くペイントされただけの、まさにスケルトン状態。な~んにもありません。採寸の楽なこと楽なこと・・・

ただ天井が高い。マンションでは高くても2.4mくらいなので脚立無しで困ったことはないんですけど、3m近い天井だとさすがに何か要りますね。脚立買おうと思います・・・そして今日の寒さ。冬ですよこれは。凍えました・・・

正直、歯科医院なんて設計したことありません・・・専門の機械とかレントゲン室とか色々ありますし、分からないことだらけ・・・それでも、待合室や診療室になるべく木材や自然素材を使った暖かい空間にしたいというFさんのご要望をお聞きして、私の好奇心とやる気に火が付いてしまいました・・・まぁ、調べて分からないことは無いはずですから。

 

基本的に私たちにご依頼頂く方ってホームページを見て頂いてという場合がほとんど(というか100%)なのですが、今回のFさん、突然事務所にお越し頂いて、歯科医のテナント探しから内装まで手伝ってほしいというご依頼を頂きました。

うちのホームページは全く見られたことないそうで、テナント物件を探すために以前から夙川付近をぶらぶらしていたらうちの事務所が目に留まって、いい雰囲気だなぁ、と思って頂いていたそうです・・・

コストを掛けられず看板は表札サイズ、近所の人でさえ何屋さんか分かってない、郵便屋さんも迷うと言われているこの事務所、見つけて頂けたのは奇跡・・・

Fさん曰く、看板をデカデカと掲げてない感じがよいと言って頂いて、やはりこのまま行くのがいいのか、それとも大きな看板でもっと目立った方がいいのか悩みどころです(笑)

 

看板つながりで。うちの事務所お隣りの中庭電気さんが店じまいされるとのこと。去年くらいからお会いする度に「もう歳だからね」と引退をほのめかされてたんですけど、いよいよ決意されたそうで、今日は看板を外されているところでした。

御歳70歳、私のちょうど2倍の大先輩・・・でもとても気さくで若々しくて、素敵な年齢の重ね方をされている方。うちの事務所テナントのオーナーさんということもあって色々お話させてもらったり、電気工事のこと教えてもらったり、時には趣味の家庭菜園の話まで。

年齢や体力のことを考えると仕方ないとはいえ、こうした街の小さな電気屋さんがどんどん消えていってしまうのは寂しい。何でも、やめると決めた途端に馴染みのお客さんから注文が殺到してるそうで、めちゃくちゃ忙しいそうです。人の縁を大事にして商売されてきたことが分かりますね。

「昔のテレビとかは故障しても直せるもんだったけど、今の家電は修理するくらいなら買い換えたほうが安い。長く使えるものって無くなってきた」といつだったか中庭さんがおっしゃってました。それって家にも繋がるなぁ、手入れしながら長く使えるものを使って、長く住んでもらえる家を作りたいなと思ったのでした・・・

というわけで今から歯科医の現況図面作らないと。こちらも長く使ってもらえるようなものを考えたいと思います(笑)

今住んでいるマンションをリノベーションするとき


  

先日ホームページよりお問い合わせ頂いた尼崎市のTさんのお宅に現場調査と打ち合わせに伺ってきました。築10年強のまだまだ新しいマンション、Tさんは新築時に購入されたそうです。

お子さんはサッカー大好きらしく、子供部屋には世界の有名選手のポスターがずらり・・・おっイニエスタ、ファブレガスも、池ちゃんと二人で盛り上がる・・・(笑)

 

物件は2階で、階下は玄関ロビーと管理人室だけということで、床はスラブコンクリートに床材直張り、その床材も遮音クッションの付いたものではなく、硬いフローリング。

聞くとその他の階はフワフワした床になっているとのこと。階下に部屋がないので遮音性能は考えない仕様になっているようです。こういう住戸の場合、遮音材が要らないので床の張替えは気を使う部分が減る&コストも抑えることができます。

それと子供が多いうちのような場合にも・・・暴れても気を使わなくていいので・・・

建具も断面形状や丁番、金物など変わっていて、聞くと輸入建材が使われているんだそう。

 

今回、中学生と小学生のお兄ちゃん二人の子供部屋を作りたい、という要望がメイン。

新築時に購入されて、現在住んでいる方のマンションリノベーションの場合、

『数年後に大きく触ることを想定してなるべく小規模工事にしておく』

『今なるべく大きく触って今後触らなくてよいようにするか』

という判断が必要になります。

 

特に判断が難しいのは『床』でして、例えばリビングだけ、寝室だけ張り替えたい、という要望を頂くことがあるのですが、コンクリート直張り床の場合、既存の床と新しく張り替える床の間には必ず段差ができることになります。

床そのものの厚みが違うこと+遮音を確保しないといけないため、新しい床はかなり厚みが増すからです。ただし、乾式二重床構造(床下に空間がある工法)の場合は下地調整でフラットにできる場合もあります。

これは一概に言えなくて、マンションそれぞれ違うし、今回の場合で言えば同じマンションの中でも住戸によって違う場合もあるんですよね。

 

また、設備機器、特にキッチンも問題。

キッチンの床は無垢材に張り替えたいが、キッチンはまだ綺麗だからそのまま使いたい、という場合、既存のキッチンを傷をつけないように綺麗に解体してもう一度設置、というのがほぼ不可能。

そのため、キッチンを残したいなら床だけが上がることになり、作業高さが下がることに。背の高い方の場合、これは結構大問題で、私のような腰痛持ちの場合はなおさらです。

例えばキッチンでも、10年ちょっと使うとガスコンロなどの燃焼系器具はかなり痛んでいる場合が多いですし、食洗器なども寿命が近づいていることがあります。キッチンに占めるコンロや食洗器などの器具のコストは大きいので、器具を替えるんならキッチンごと変えてしまう、というのは手だと思います。

 

Tさんのお話をよく伺ったうえで、床の段差の件、キッチンの作業高さ、また食洗器が壊れていて乾燥機能しか使えないこと、その他工事のタイミングや仮住まいの労力、コストのことなどを多面的に考えてアドバイスさせて頂きました。

 

軽い相談のつもりが全体的な改修の可能性もあるため、急遽全体の採寸をさせて頂きました・・・かなり時間が掛かってしまい、Tさんにはご迷惑をお掛けしました・・・ありがとうございました。次回打ち合わせでもう一度詳しく要望を整理させて頂こうと思います。

 

<おまけ>

Tさんのマンション、共用中庭に滝があったり、水路的なものがあったりとユニークでした。なんと小さなプールも発見。小学生以下しか入れないそうですけど、うちの子なんか夏休みなら毎日でも行きそうです。楽しそう・・・土間にはビー玉が埋められていたり。いくつかは子供がほじくり返しているようですが(笑)

今週のできごと(スカイツリーからシミまで)


今週はバタバタしてて事務所にほとんど居なくて、なかなかブログ書けませんでしたので、今週のできごとまとめて。

池ちゃんもブログで書いてますが、日曜朝は西宮名塩Kさんのところへ。雨漏りの件でマンションの設計事務所の方と施工業者さんと確認。100%雨漏りに違いないとの結論。やはりルーフバルコニーが多いとメンテナンスの可能性が上がるのはやむを得ないところか・・・

ただ、水滴がついたのが3日ほど雨が続いた日の一日のみで、その後も結構雨が降ったのに漏れていないところを見ると、かなり細かいクラックなのか、それともその日のみバルコニーのドレン周りが流れにくくて水が溜まっていたのか・・・

補修として上階のバルコニーの防水やりかえをしてもらい、その後、壁紙の張替えを行うことになりました。それとウッドデッキの塗装についても相談されていたので、杉黒芯ウッドデッキに塗装したサンプルも持って行って相談してきました。

来週末には慰労会でまたお邪魔します。料理人のご主人の手料理が楽しみです♪

 

 

午後はイベントで久しぶりに神戸灘区のHさんところにお客さんと一緒にお伺いしてきました。もうすぐ完成してから1年、夏も冬も越えて杉の床材もツルツルし始めてきています。本当にきれいに大事にお住まい頂いているのが良く分かります・・・

見学会等でよく頂く意見として、家具が入ったところ、生活し始めた感じが見てみたいという声をよく頂きます。今後もOBさんのお宅を見て頂ける見学会を定期的に開催したいと思いました。

そういえば午前中伺った名塩のKさんとこちらに伺ったのが去年の秋ごろ。KさんはHさんご夫婦を師匠と崇めています・・・(笑)

施主さん同士の交流をもっと深められたらなぁ、と考えていますが日々に忙殺されています。今年は何か考えようと思います・・・そうしないとHさんのご主人に怒られそうですので・・・(笑)

 

月曜と火曜はスギ遮音材の最終試験。いやはや、もう何回吹田の日総試さんに通わせてもらったでしょうか・・・住木センターさんへの提案申請が採択されてから早半年。もうこれで終わりかと思うとなかなか感慨深いものがありました。そして、ぐったり疲れました・・・JIS試験って、めちゃ厳しいです。

近いうちに丸岡材木店さんと販売の段取りを進める予定。夏ごろには何とか形にできればと思っています。日総試の村上さん、清水さん、本当に長いこと変な試験にお付き合いして頂いてありがとうございました。

 

週半ばは東京へ。加盟している安全な住環境に関する研究会の関係で、民主党の『健康・省エネ住宅推進議連』に参加させていただいてきました。初めて入る議員会館。議員バッチを付けた諸先生方の中に場違い感全開でお邪魔してきました・・・

何しろ2020年CO2の25%削減を謳ってる民主党、マニフェストでもリフォームと改修に力を入れると書いてるし、民生部門の排出量は年々上がってるわけですから、ここは本腰入れないといけないところ。非常に興味深い内容でした。

議連の提案に対して、国交省とか厚労省の官僚の方々が各省庁の取り組みをそれぞれ発表するという流れ。新しいマニフェストの修正に関する話もあって、あぁ、こういうとこでこうやって決まっていくんだ、ととても貴重な体験ができました。

・・・ちなみに座る場所が分からず、官僚の方が座るところに座ってしまい焦りました・・・明らかに『お前、だれやねん』という視線を感じました・・・すいませんでした・・・

 

ついで、ではないですけど、今話題の東京スカイツリーも見てまいりました・・・まだ倍くらいになるんですよね?とにかくデカイ。それしか言葉が浮かびません・・・隅田川沿いはサクラが満開。

 

DSC_4565

サクラとスカイツリー。夙川のサクラは見れてませんが、こちらのサクラは見れてよかった。とても気持ちよかったです。

 

 

というわけで今日は久しぶりに事務所で仕事。

東京行ってる間、京都Kさんから『シミ』という虫を良く見かけるので駆除したい、というご相談があったので電話。私も名前は初めて聞いたんで調べたんですが、見たことある虫でした。ピカッとしてて、すばしっこいちっちゃいやつです。

Silberfischchen.jpg

セイヨウシミ(wikipedia)

虫嫌いの方がおられるといけませんので写真はちっちゃく・・・ちなみに出先だったので携帯で検索したら、シミの写真が携帯画面全体に出てきて、思わず携帯落としそうになりました(笑)

害はない虫なんですが、壁紙のノリとかも食べるらしく、もちろん気持ち悪いので駆除方法を調べましたが、すりつぶしたジャガイモを一晩置いておくと、夜中にシミがジャガイモに入り込むので、朝にジャガイモごと捨てればよいそうです・・・

奥さん、ちょうどジャガイモがあるわ(笑)、とのことで、早速試してもらうことに・・・効果のほどはまた報告してもらいましょう。

 

ちなみにKさん、北側寝室窓の結露がひどいのと、廊下の音がかなり聞こえるそうで、内窓を付けたいということで、見積もすることに。

そう、二重窓って断熱ももちろんですが、遮音性もかなり上がります。新築マンションだとペアガラスの物件も出てきていますが、あれは遮音性能はそんなに良くなくて、一部周波数は下手すると遮音性能が悪化するんですよね・・・

住宅版エコポイントもつくし、今が付け時ですね・・・たぶん1~2割くらいは返って来る計算になります。

 

それから、大阪堺Yさんところの給湯器の交換もご依頼頂いてます・・・給湯器、まだ行けるだろうと工事の際交換しなかったのですが、いよいよガタがきたようです・・・

給湯器って機能で価格がかなり変わります。追い炊きと浴室乾燥にも接続されているタイプなので結構高くなります・・・とりあえず工事の際にお伺いしてこようと思っています。

 

明日は先日お問い合わせ頂いた尼崎のTさんところへ物件確認。昼から伊丹Yさんと設計契約。夕方から吹田Tさんところで解体後打ち合わせ、日曜午前は吹田Tさんとショールーム見学。

週半ばは次女の入園式と先日ご相談頂いた木の歯科医プロジェクトのためテナント採寸に行く、という予定になっています。頑張ります。

KUSU HANDMADE(国産クスノキグッズ)


KUSU HANDMADEさんのくすのきエコブロックが届きました。国産クスノキの端材からできた無垢のブロック。おもちゃではなくて、防虫剤としてタンスに入れたりして使うようです。

くすのきは個人的にすごく好きな木。以前道の駅でおがくず買ってからこの独特のニオイのファンになり、タネを植えたりもしています。

「臭し(くすし)」が「クス」の語源だとか、「薬の木」が語源とか色んな説があるそうですが、樟脳は防虫剤や鎮痛剤として古くから親しまれてきた木。強いので神社のご神木としてよく見かけますし、街路樹としても見かけます。兵庫県の県の木、西宮市の市の木でもあります。

くすのき好きとして以前からグッズ探してたんですが、親しくさせてもらってる工務店さんのスタッフさんが寿退社されるとのことで、結婚祝いを探してたら偶然発見。お祝い買いついでに自分の分も買ってみました。

 

 

クスノキの樟脳のニオイには防虫効果がありますが、しばらくするとニオイが薄くなってきます。そうなった際には付属のクスノキカンフルオイルを塗って使うんだそうです。エコな防虫剤。カワイイのでインテリアとしてもよいですよね。

ちなみにこのカンフルオイルをアロマオイルとして事務所で使っています・・・言葉に表せない、すごい強烈な香りです。健康になりそうな気がしてきます・・・

 

こちら、くすのきを使った色んなグッズがあるようで興味をそそります。結婚祝いはクスノキハンガーセットに・・・クローゼットの中って独特なニオイになることが多いので、防虫&芳香材としてよいかと。どうしよう、このニオイ嫌いだったら。いつも漆喰塗りをボランティアで手伝ってくれていた変わった子なので大丈夫かな(笑)

 

ちなみにクスノキのフローリングや羽目板もあるそうで、もちろんコストは結構しますが一度使ってみたいです。ウォークインなどにどうでしょうか。

 

木を家に使う際、どうしても見た目や強度、傷が付きにくいかどうかだけで選んじゃいます。でもニオイもすごく大事な要素だと思っていて、パインとかはベニアのようなニオイするし、ナラやカバも決していい匂いではないと・・・

なので家に無垢材を使おうという方は見た目だけでなく匂いのチェックもして欲しいと思います。だって、合わない匂いの家で生活するのってかなりつらいですよ・・・服とか体にも染み込みますし・・・

スギが好きなのはニオイが好きというところも大きかったり。ヒノキも好きですが床全面行くと強すぎる気もします。洗面所などにピンポイントで使うのは賛成。水にも強いしヒノキ風呂感覚味わえます。

木の成分が持つ効能を生活に上手く生かせるって、昔の人は当然だったんでしょうけど、現代ではとても贅沢な気がします。ニオイの好き嫌いも含めてもっと活かしていきたいですね。

マンションリフォームと断熱


先週末、吹田T邸の壁の部分解体を行ってきました。前回、物件調査に入った際に、外壁面のカビがかなりひどく、今回のリノベーションでは外壁面の断熱改修を予定していまして、その下地をどうするかという確認と調査のためです。

売主さんはまだ住まれているところ、めちゃくちゃ無理をお願いしています。普通は絶対イヤですよね、まだ住んでいるのに壁壊されるなんて・・・そんな無茶を快く受けて頂いた売主さんには本当に頭が上がりません。それと調査に同行してくれた現場監督さんと大工さん。ありがとうございます。

 

 

北側洋室の角部分です。クロスが浮いてしまっているのが分かります。ビニールクロスの裏側で結露を繰り返していた証拠です。この物件、角住戸で3面が外壁に面しているので、熱環境として不利なのは良く分かるのですが、なぜここまでカビがひどいのか、正直よく分かりません。

竣工図によるとスタイロフォームかなにかで断熱はされているはずですし、もっと古い物件も触ってきましたが、ここまでひどいのは初めてなのです・・・

剥がれているビニールクロスをペロッとめくってみると、その下にはこれまた多量のカビが・・・お食事中の方すいません(いないか)。

ここまでひどいとなると、考えられるのは、断熱材が入っていない、もしくは相当スキマだらけで施工されているといったところでしょうか。とにかく壁を破ってみることにします。

 

電気配線などを切ってしまわないように気を付けながらノコ目を入れ、ハンマー&手バラシで・・・

引っ込んでればいいのに、私、率先して手伝っています。そう、こういうちょっとした作業好きだから。正直、邪魔してる感じです。ごめんなさい。

石膏ボード全体が湿っているような感じがあります。そしてサクサク脆くなってるようにも思えます。

 

 

そして・・・石膏ボードの下から出てきたのは、ポリエチレンフィルムの防湿層とグラスウールです。まるで木造住宅の断熱仕様です・・・

少し解説しますと、このポリエチレンフィルムは防湿層(ベーパーバリア)と言って、室内側からの水分を壁内に入れないための役割があります。最近の高気密木造住宅でも使われている方法、当時としては珍しい(大抵、袋に入ったグラスウールが使われていることが多い)。

ただ、残念ながらフィルムはなんとなく重ね合わされているだけで、気密が取れていません。なので空気は自由に行き来できる。グラスウールも何となく入れてあるだけだし薄いので、外壁からの冷たい空気は室内に入ってくるわ、室内の湿った空気は壁内に入るわで、石膏ボードの表面だけではなく至る所で結露していたようです。冬場は連日結露祭りだったと思います・・・

 

グラスウールを取り出してみると、断熱材そのものに黒いカビが生えています。築30年くらいの木造住宅の壁の中でよく見る光景。いくら断熱していても、水分があれば外壁と室内の温度差が生じる部分では必ず結露します。

グラスウールは空気をたくさん含んだ細い繊維の集まり。それによって断熱しているわけですが、結露で濡れてしまうとその構造が仇になってなかなか乾きません。また、下地の木材部分は断熱材が途切れるため、ここも冬場は結露していたかも知れません。しかし、湿気があって、風もないところをカビは好みますので、彼らにとってはパラダイスだったはずです・・・

まぁ、ここまで悪条件でも木って腐らないんですよね。木が腐るには腐朽菌という菌の活動が必要ですが、カビと腐朽菌の活動できる環境は異なってまして、カビが生えている状態は腐らない状態なんだそうです。これはとある大学の先生の受け売り・・・

とはいえ、とりあえず今回の工事では木下地もろとも全て解体撤去することになりました。ただし、吹き付け断熱をしたいので、コンクリートに埋め込まれた木レンガという下地は残しておき、そこに新たな下地材を横向きに固定、そこに縦方向の下地を45センチ間隔で設置。その間を吹き付ける、ということに決まりました。

 

最近の木造住宅の場合、室内側で防湿層を作り、壁の中の湿気は外壁材に通気層を設けてそこから排出、という方法が一般的になっています。いわゆる外壁通気工法というやつです。

RC造のマンションは壁自体が通気しませんので、湿気を外に逃がせない。断熱性は低いのに気密性は高いという、結露のための好条件が揃った建物なんです。これを完全に防ぐには外断熱といって壁の外側で断熱する方法が一番。ただし外壁は共用部ですから、外断熱は大規模修繕でしか手の打ちようがない。

一戸単位でのリノベーションで断熱改修をするなら、気密性をいかに取るかが重要。室内の湿気が冷たい外壁に触れないようにしてやる必要があります。

ボード状の断熱材ではスキマ処理に限界があるため、今回は吹き付け断熱材で行きたい。が、ウレタン系の断熱材はフロンガスで断熱性を持たせているため、経年変化でガスが抜けると断熱性が低下するし環境にもよくない。

そこで今回はアイシネンという商品を使う予定。数年前から知ってる商品ですが、吹き付け断熱材の中では個人的に一番信頼できるものだと思います。ちょっと高いのが難点ですが・・・

 

窓サッシも全て内窓を付けて二重サッシにする予定。エコポイントもあることですし・・・

マンションでの温熱環境改善としては最善の策かと思います。問題は玄関ドアの断熱性でしょうか・・・こればっかりは上げられないので・・・


3月入ってから、例の遮音材の件やら、進行中の物件打ち合わせで恐ろしく忙しかった・・・今日も午後から一泊で東京。明日は江東区の木材会館で成果発表会、午後には帰ってきて、土曜は午前中、伊丹Yさんとショールーム、午後は吹田Tさん物件にて部分解体して現場調査の予定。

しばらくばたつきますが、3月末には一旦落ち着く予定です。でイベント企画中。決まり次第またお知らせします。

写真は西宮名塩Kさんに頂いた桜の盆栽。次々に花が開いていきます。盆栽は室内で育てるのが難しいとのことで心配でしたけど、まめに霧吹きしてるおかげか、足元のコケとともに元気です。Kさんと今日電話で話しましたけど、名塩での生活、やはり寒いみたいです。雨漏りか結露か分からない水滴が天井に付いていたそうで、来週一度お伺いして調べる予定です。

 

事務所の外には以前吉野で買った桜があります。こちらもつぼみが膨らんでしっかり春の準備中。さくらって冬場は葉っぱがなくなって枝だけになるし、虫も付きやすい、観賞用としては少し寂しい木ではありますが、その分開花が楽しみになる・・・このあたりが日本人の琴線に触れるんでしょうね・・・

関係ないですが、吹田T邸ではカウンターに桜を使おうという話に。いつもお世話になってる前田木材さんにお願いする予定。東北の山桜の無垢板を段取りしてもらう話になってます。桜は建材としては希少なのでそれなりに高くなりますので部分的に使おうと話してます。

以前、その前田さんに頂いたクヌギのどんぐりも芽が出てきてるし、シマトネリコもかなり芽が出てて春を感じます。最近ちょっと寒いですけどね・・・

今はみかんとか柚子とかレモンとか、実のなる木を育てたいんですけど、外に置くスペースがないので我慢してます・・・

twitterはじめました


もう数週間前からトップページに表示させてますので、何を今さら、ですが、twitter(ツイッター)を私と池ちゃんで始めました。最近ニュースでもよく聞きますね。そうです、流行ってるからやりたかったのです(笑)

私のツイッター→小谷和也 (kazuyakotani) on Twitter

池ちゃんのツイッター→池田郁夫 (IkuoIkeda) on Twitter

私も何が何だかよく分かってないですが、要はミニブログみたいなもんだと思います。携帯でもちょこちょこ書けるので手軽で面白い。

今まで、イベントや動きはなるべくブログでお伝えするように心がけてますが、忙しいと時間がなくてどうしても書けないときがあって、そのままになってしまいます。ツイッターでもっとリアルタイムなこととか、プランニング中に思いついたこと、備忘録的に書いていくのもいいかと思ってます。

無料で登録できるんですが、アカウントを取るとフォローという機能で繋がることができるようです。鳩山首相とか有名人をフォローして楽しんでます・・・皆さんもご登録の際はぜひフォローよろしくお願いします。

 

PS

今さらですがブログランキングというのにも登録しました。いろんなジャンルのブログにランクをつけるランキングサイトです。

人気ブログランキングへ

↑このページの下にあるこのボタンをクリックして頂くとポイントが入る仕組みになっていて、ランクが上がるようです。
ブログをご覧になられた方はぜひクリック協力お願い致しますね!

※追記

こんなのも貼ってみました↓おぉ、確実にランクが上がってきてます!

同年代の情報交換


先日夜に明石と大阪で設計事務所をされているMさんとTさんにお会いしてきました。

三人ともほぼ同い年。Mさんは温熱環境設計のスペシャリスト、Tさんは土壁や左官、木造建築に精通した第一線で活躍している有名な方。こういう人たちと同じ場で話しできるだけで嬉しいですし、得るものは大きいです・・・

Tさんの事務所は大阪の一等地。昔ながらの住宅が立ち並ぶ路地裏に建つ木造のSOHOスペース。建築家の三澤さん設計。素敵でした。OMソーラーという太陽熱利用の暖房が入ってるせいか、かなり暖かかったです。所用ができて途中で帰らないといけなくなってしまったのですが、もっと話したかったです・・・

デフレの世の中、建築業界はさむ~いです。同年代の仲間で情報交換しながら、不況に負けずいい仕事していきたいですね。

お二人とも忙しいところすいませんでした。また見学会行かせてもらいますね!

« 1 36 37 38 48 »

PAGETOP
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.