木のマンションリフォーム・リノベーション-マスタープラン一級建築士事務所(大阪/兵庫/西宮/神戸/芦屋/東京/横浜/埼玉)

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合板フローリングの20年後(中古マンションリフォーム 三田市)


先日お問い合わせ頂いた三田市Fさんのご依頼でご自宅にお邪魔してきました。Fさんはもうかなり長いお付き合い、私たちの見学会にも足繁く通って頂いてまして、いよいよご自宅のマンションリノベーションを考えようというタイミングになられたそう。

完成物件もよく見て頂いているので、私たちが作るもの、大事にしていること、価値観をよ~く分かって頂いた上でのご相談なので、安心感が違います・・・

そういえば三田市でのマンションリフォームのご相談って初めて。マンション南側には木々の生い茂る森、高い建物もないのでかなり見通しがいい・・・最高の眺望ではないでしょうか・・・

そして三田には大規模マンションがたくさんあることを今回初めてしりました・・・

 

西側にある出窓。まず気づいたのがガラスの結露。この時期に?という感じですが、自然の多いこの地域、いまだ夜は冷え込むそうで・・・緑が多いし周りに建物もないので放射冷却もあるんだろうか・・・逆に言えば窓面の断熱付加で室内環境と結露については相当改善できるということでもあります。

 

『壁もカビが生えてるんです』とFさん。確かに住戸北側の壁にカビが見受けられました。カビレベル2というところでしょうか・・・

このように入隅に筋状にカビが生えるのはボード状断熱材の場合が多いです。入隅はただでさえ熱損失が大きい部位なのに、ボード断熱だと角部分はどうしても断熱材が入らず隙間ができます。そこに水を通さないビニールクロスを継ぎ目なく貼ってしまうと、クロス表面が結露します。これは物理的にどうしようもない現象なんですね。

ということで次は・・・

 

エアコンスリーブを外して壁断熱チェック。表面は石膏ボード9.5ミリ、裏におそらくウレタンっぽいボード断熱が15ミリ。GLボンドの空気層を入れて総厚50ミリという構成のようです。やっぱり当たってた(笑)一般的な作りですが、三田の寒さには少し心細いですね。

入隅の筋カビ対策としても、壁の断熱を撤去しさらに厚いものにやりかえる断熱改修をお勧めしたいところです。窓の断熱改修と合わせて行うことで温熱環境は大幅に改善します。できれば仕上げも珪藻土(アルカリ性の)塗りとすればもういうことなし・・・ほんと、空気が変わりますからね・・・

 

廊下の天井ダウンライトを外して携帯電話を突っ込んで天井裏チェック。スラブ間で2600弱というところ。乾式二重床+杉床で100ミリ上がっても2400くらいは確保できそうです。スラブ下面も結構綺麗ですね。

 

一通り見せて頂いて、Fさんちで一番気持ちいいのは南西の角のこの場所だなぁと感じました。窓に囲まれたコーナーってマンションでは結構貴重な空間。あんまりないですよね。明るいし景色もいいこの場所を一番長くいる空間に持っていくのが理想かなぁと・・・このあたりは実際に現場を見ないと分からないところです。

それととにかく天井に梁が多い・・・平面形状が凸凹しているので構造的に仕方ないところですが、できれば梁を邪魔者扱いするんではなく、有効に生かしてあげれたらいいなぁ。できるかどうかはわかんないですが・・・

 

Fさんに無理を言って写真撮らせて頂いた、合板フローリングの20年後の姿・・・表面の塗装と木目シートが剥がれて基材のベニアが見えてしまっています。こうなるともう張替えしかない・・・

特にマンション用の遮音フローリングって弱い気がするんですよね。10年前後でも痛んでるケースをよく見る気がする。おそらく、ですけど、下地がクッションで柔らかくフワフワしているために、表面の塗膜に曲げの力が掛かって劣化が進むのかもなぁと・・・あくまで推測ですけど。

つまり何が言いたいかというと、だから無垢材を床に使ってね。それも日本の杉をね♪ってことです、はい。

まぁ20年後の杉床と比べないと不公平なんですが・・・いくらなんでも30ミリの杉が剥がれることはないかと・・・

 

とりあえずFさんちは来週採寸させて頂くことになっています。夏の夜も涼しいのでエアコンよりも自然風で眠りたい、とのことでしたので、風通しとか動線を考慮した(いつもどおりの)プランを考えてみたいと思います。

Fさん、ただいま横で池ちゃんが情報誌考えるために黙々とパソコンに向かってます・・・お楽しみに(笑)
お休みまで取ってお時間作って頂いてありがとうございました。ではまた来週お願いします。

妹の結婚式


昨日は妹の結婚式でした。うちの3人娘もピンクのドレスで揃えてみました・・・着せられてる感が否めませんが・・・ネットで買うと結構安いんですねぇ、ドレス。来週も着るので思い切って買ってみました。

10歳離れている妹、どちらかというと娘の感覚に近いかなぁ。いつもオモロイやつですが、式も披露宴も笑いが絶えない、いや、そこで笑ったらあかんやろ、という内容で・・・その笑いのせいで、私とうとう泣きませんでした(笑)

最近はお互い仕事が忙しく正月に顔をみるくらいのものでしたが、私の事務所の近くに越してきたし、秋には子供もできるし、これからは会うことが多くなるかなぁ。それはそれでうれしいな、と思う父兼兄なのです。とにかくおめでとう!

やっとこ再び・・・


土曜は雨のしとしと降る中、次女の幼稚園の親子参観。午前半休を頂いて参加してきたのでした・・・年少だった去年は天狗ゲタ作りだったんですが、今年は『やっとこ作り』です。

やっとこ、ご存知でしょうか。え?しらない?詳しく知りたい?そんな好奇心旺盛な方はこちらをごらん頂くとして・・・

工作の前に少しお遊戯を見学。両隣の男の子たちと比べるとよく分かるのですが、デカイです。夫婦ともデカイので遺伝子的に仕方ありません。180センチとか超えないことを祈ります。

しかし去年の参観のブログみたら30度超えの快晴だったようで、今年は肌寒いくらい、梅雨入りも早かったし、なんかエライ違いです。

そして、長女のやっとこから3年も経ったのか・・・と感慨深いものがあります。早い。ほんと早い。

しかしブログって、たまに見返しちゃうと昔のアルバム状態でついつい止まらなくなりますねぇ・・・

 

 

『やっとこ』の材料、そう、杉です。天狗ゲタも杉でしたが、そういえば三年前は初めての参観に必死で気づきもしなかったなぁ・・・真ん中のやつなんて結構目が詰んでるよね。こうやって国産材が地味に使われているのはとってもいいことですよねぇ。

 

まずは紙やすりを掛けさせます。去年はほとんど私がやっちゃったので、今年はなるべく次女にさせる方向で。ちなみに左に写っているのは長女。上履きが汚すぎますね。お見苦しい写真ですいません・・・(笑)

 

そして釘打ち。これもやらせてみましたがいつまで経っても入らない&マンガのように指をどつきそうだったので父交代。しかし最近釘なんてほんと打つことないですよねぇ。なんでもビスでやりたくなるもんなぁ・・・ちなみに写真は奥さん撮影です。

 

三姉妹格闘中・・・ようやくやっとこの三角形ができました。最後に突き抜けた釘を曲げて終わり。いつもはペンキ塗るんですけど、今年は雨なのでまた別の日に塗るそうです。杉の素地のまま、という方が父さんは好きですが、おそらくショッキングなピンク色に塗りつぶされることでしょう・・・

 

  

早速練習。しかしなかなか乗れません。夫婦でがんばれがんばれ言ってたら、先生がすっと支えてくれて、なるほど、そうやって教えたらいいんだね、と。さすが先生です。さすがに今日だけで乗れるようにはなりませんでした。

ちなみに右の写真は長女、さすが昔取った杵柄、手放しですっと乗りました。

 

もし引越ししなかったら、2年後にまた作ることになるはず、やっとこさんを・・・

週末のご報告


 

週末のご報告、その1。午前中は神戸長田区Nさんの打ち合わせ。お風呂のサイズ拡大に伴う間取り変更。間取りに関してはあらかた固まってきました。今回は収納と通風、趣味の空間と仕掛けが色々詰まった楽しい空間になる予定。

次は見積もりです。これが問題。いったいいくらで出てくるのか・・・

 

DSC_5602 

で、午後からは先日採寸させて頂いた尼崎Fさんのご自宅に伺ってきました。今お持ちの家具、家電、その他のサイズ計測。その後現況図を見ながらご要望をお聞きしてきました。円卓がいい感じです。この日、池ちゃんが風邪で休みのためご主人にスケール持ってもらったりとお手伝い頂き助かりました・・・ご主人ありがとうございました。

限られた面積の中で何ができるだろうか・・・しかし、厳しい条件ほど燃えるのは間違いない・・・次回平面プラン提案です。

 

その後、吹田Uさん邸まで移動。現場確認のついでにクロスやさんに塗り下地用壁紙のサンプルを作ってもらいました。ドイツ製らしく、この上から珪藻土が直接塗れるらしい。見た目は和紙のような画用紙のような・・・

このサンプルを使ってちょっと試してみようと思ってます。

 

 

そして日曜日は・・・twitterでもつぶやいてましたが、スタッフ池ちゃんの結婚式でした。もう朝から土砂降り。ビショビショになりながらなんとか到着。式の間も強風と豪雨で大変そうでしたが、新婦も本当に綺麗だったし、感動するいい結婚式でした。

私はスピーチかなり緊張しました・・・新郎池ちゃんからのリクエストで、直前に杉の話をスピーチに盛り込まされるという無茶振りもありましたが、何とか切り抜けました(笑)

その緊張から抜け出た開放感から、昼間から飲みすぎてしまい、今日も胃腸の調子が今ひとつ・・・上がり症の池ちゃん、相当なプレッシャーでしたでしょう、風邪で体調の悪い中頑張っておりました。とにかくおめでとう!

 

今週末は私の妹の結婚式、その次の週は義理の兄の結婚式。3週間連続です・・・こんなことは人生ではもうないだろうなぁ・・・

妹は歳が離れていることもあって妹というよりは娘に近い感覚。恥ずかしくて人前で泣いたことの私、嫁さんはじめ妹もみんな『絶対泣くはず!』と言うんですけど・・・どうなんでしょう・・・また酒に走りそうで不安です・・・(笑)

五月人形と緑のご報告


昨日は工務店の監督さんと尼崎Tさんちにメンテでお邪魔してきました。引戸のレールをソフトクローズ仕様に交換したい、ということだったのですが、アレ、金物が結構高いのです。というわけで、しばらく検討してもらうことに。

リビングの飾り棚には五月人形が鎮座。数年ぶりに出したところ、子供たちが思ったより興味を持ってくれたそうな。ちなみに設計時に五月人形を置く想定していなかったので、入ってよかったね、なんて話してたら、実は台が高くて入らなかったそうで、良く見ると台が杉の端材になっています。すばらしい!(笑)

 

本格的に暖かくなってきて、春到来です。ここ数週間ほんとに忙しく、休みがまともに取れてないので花見も行けず。『あぁ、早くしないと散っちゃうよぉ~』と奥さんにプレッシャー掛けられていますので、半休でも取って行って来ようかな・・・

というわけで事務所の緑の報告。去年暮れに丸岡材木さんから頂いた杉の苗木、順調に育っています。

鉢の足元、コケの上から4種類くらい別の植物が育ってきています。ずっと室内に置いていたので、元々土やコケにタネが付いてたんでしょうね。こみいった感じがまた萌えます。

しっかしこうやって見ると床が汚いなぁ・・・また磨こうっと・・・

 

事務所前のサクラ。3度目の春を迎えました。毎度書いていますが、サクラは観葉には向いてない。一年のうちの数週間しか楽しめないもの。葉っぱは虫がつくしなぁ・・・でもこの儚い感じが日本人好みなんですよね。ご近所のおばちゃんもこのサクラの開花を楽しみにしてくれているようですし、頑張って育てようと思ってます。

一番右は3月に開花した際の写真。つぼみはまだたくさん付いているので、もう少し咲くんじゃないかと思ってるんですが・・・今年は少し花が少なかったような気がします。植え替え時期かもなぁ・・・

 

で、最後に去年前田木材さんに頂いた胡桃。こちら、頂いてすぐの写真。

冬に入り、あっという間に葉が落ち、幹一本のみ、まるで土に割り箸を刺しているかのような悲しい状態になり・・・

これは確実に枯れたな、前田さんに謝らないと、なんて思いつつ、水はあげ続けてたんですが・・・

 

祝、はっぱ!!!

超かわいいのが先っちょで開き出しました。しかし上の写真と比べると、同じものとは思えないですね・・・

とにかく、枯れてなくてよかったです・・・

どんな感じに葉っぱが育ってくれるんでしょうか。楽しみです!

<追伸>

クヌギはまだ葉っぱ出てないです・・・本気で枯れたかも・・・

またまたカビ(南堀江中古マンション見学)


ここ数日、2件同時進行のプランニングに追われてました・・・いかんいかん、忙しくなるとすぐブログが止まります。

そんな言い訳はおいといて、先日知人のKさんの依頼で中古マンション見学行ってきました。場所は南堀江。大阪の中心ですね・・・

おしゃれ偏差値65くらいの若者が集う町なので少し緊張・・・(笑)

いつもお世話になってる不動産Sくんを大阪まで引っ張りまわしての見学となりました。

 

上層階なのでいい眺め。あぁ、都会だなぁ・・・

こうやってマンション触ってる割に都会の仕事が少ないんだよなぁ。

木を扱っているからなのか、私たちの醸し出す田舎臭さが原因なのか。まぁそんなことはどうでもよくて・・・

大阪のど真ん中なのに80平米近くあって、3方角部屋、割りにリーズナブル、という非常に魅力的な物件。将来的に賃貸に回すことも視野に入れてもやっぱり魅力的。

 

築31年、SRC造。給湯器はガスではなく、室内置きの電気温水器ですね。IHヒーターもついたオール電化。深夜電力のメーターはかなり真新しい感じでした。

温水器置き場でスラブ間寸法測ると2550くらいです。床は均しモルタル少しみたとして階高は2700程度でしょうか。乾式二重床で100上がるので、天井作らなければ何とか2450までいけます。

リフォームについての管理規約があやふやなようで、一部フローリングになってましたが、ノン遮音でした。下の方は相当うるさいはずですが、騒音の多い都会の大人だけの暮らしだから問題になってないんでしょう。

ただ規約で求められていないとしても、無垢材使うなら乾式二重床でL-45程度は必ず確保すべき。お子さんがいたらなおさらです。

 

この機械、初めてみた・・・キッチン横に洗濯機置き場があるんですが、その排水を圧送するための機械だそうです。こんなのがあるんだな・・・

 

さて。この物件の最大のポイントはここです。そう、カビ。日当たりの良くない東側の2室の壁全面に生えています。ここまでひどいのは初めて。やっぱりマンションとカビの問題は切っても切れないなぁ・・・

例のごとくスリーブ外して壁仕様確認。木下地組の上、インシュレーションボード10ミリ仕上げ。以前神戸の築30年以上物件で2件ほど見たことがある仕様。

インシュレーションボードは木材の繊維を固めて作ったボードで、若干の断熱性能はあるんですけど、断熱材として使うには力不足。しかも10ミリしかないならほとんど無断熱といってもいい状態・・・

もうひとつ、閉めきって過ごされることが多かったということで、換気不足もあるでしょうね・・・気流も起きないのでカビも活動しやすいんですよね。こうなると。

普通の方なら、この現状みたら二の足踏むと思います・・・ただ、これらは全て断熱改修で解決可能。問題なっしんぐです。Kさんにもここをリノベーションするならスケルトン解体と壁の断熱改修、窓の複層化は必須とお伝えしました。じゃないとどんなに綺麗に仕上げても、またカビだらけになる可能性があります。

 

Kさんとこの0歳の子供がまたかわいくてねぇ・・・

抱っこがぎこちない池ちゃんと、赤子のニオイを懐かしむ私・・・

 

さぁ、Kさんはこの物件買うでしょうか・・・

一度こういうところでやってみたいなぁ、と思う、田舎モノたち・・・

 

さぁ、はやく図面描こうっと・・・

東日本大震災救援物資協力のお願い


小谷です。大阪の建材店さんと材木屋さんと協力して、岩手県大船渡市に救援物資を送ろうと考えています。現地の製材所さんの話では一日の食料が食パン一枚しかない、という状況であるとのことです。

大阪から4トントラックに救援物資を積めるだけ積み、新潟まで運びます。

新潟で現地の方にお渡しして、被災地まで運んでもらいます。現地での救援活動に支障をきたさない、迷惑を掛けない、危険もないルートと方法で運んで頂く予定です。

現在、大船渡市に送る救援物資にご協力頂ける方を募集しております。

 

<被災地の方からリクエストのあった欲しい救援物資リスト>

●乾電池(全ての種類)

●ライター

●カップラーメン

●袋ラーメン

●レトルト食品

●米

●卵

●調味料

●水なしシャンプー

●ホッカイロ

●ろうそく

●軍手やスコップなどの用具

●携帯トイレ

●トイレットペーパー

●ティッシュペーパー

●ジュース・水・スポーツ飲料

●毛布

●古着(家が流されて着る物がないそうです)

 

現地に直接物を送ることに対しては賛否両論あると思います。私も阪神大震災で被災した際、幹線道路は知り合いに救援物資を運ぶ車なので大渋滞しました。また特定の方だけに物を渡すことは不公平という考えもあるかもしれません。

が、ニュースで連日報道されているように、被災地では圧倒的に物資が足りていません。阪神大震災に比べると被害のエリアの広さ、避難されている方の多さ、地形の複雑さなどがその原因と思われます。政府や関係機関も尽力されていると思いますが、何より救援活動が優先ですから、混乱は仕方のないことと思われます。足りない部分を埋めるには民間の個別の動きもやむなし、と判断しました。

非難、ご意見重々承知の上で、私たちなりにお手伝いできることを考えた結果での行動であることをご理解の上、ご協力を頂ければ幸いです。

第一便として今週末に送る予定ですが、随時物資を受け付けます。受付場所は大阪近郊となります。詳しい場所や時間、引取り方法については改めてご連絡いたします。

ご協力頂ける方は

kotani@mpl.co.jp

までメールを頂けませんでしょうか。よろしくお願い致します。

天井ふところ370(神戸市長田区 リノベーション)


※東日本大震災で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
非常時に呑気な・・・と思われることを覚悟で日常業務のブログ更新を続けてまいります。
こんなときだからこそ、いつもどおりにすることが重要だと私たちは考えます。ご了承下さい。

2月に物件見学にお付き合いさせて頂いた神戸市長田区のNさんのご依頼で、購入物件の採寸をしてきました。長田区といえば阪神大震災で壊滅的な被害を受けたエリアなのですが、今回の物件は長田でもかなり山側なのです。

 

 

バルコニーは西向きなのですが、目の前はすこーんと抜けていてとても気持ちいい。高低差のある土地に立つマンションのため、西面は10階建て近い高低差があるからなんです。遠く山並みが一望・・・

急に暖かくなった日でもあり、天気もよくて、とても気持ちのよい環境で採寸できました。

 

 

外壁のスリーブ外して外壁の壁仕上げを確認。GL張りで断熱材10ミリ、石膏ボード10ミリ、躯体から合計で45ミリが仕上がり。角住戸で3面が外壁、断熱改修はしたいところですが、コストとの兼ね合いか。改修するとしたら60ミリは要るので15ミリほど壁が出てきますね。

 

断熱改修をする場合、窓が重要なポイントになります。壁の断熱やりかえによって壁の仕上げ位置が変わること、内窓も付けるなら窓枠の見込み(奥行き)も増やす必要があるからです。

ですので最近特に窓周りは入念に測ります。アルミサッシ見込みが90ミリ(うちアングルピースが20ミリ)、現状窓枠見込みは30ミリ、内窓付けるなら窓枠は最低60ミリは広げる必要がありますね。

 

マンションって・・・床や壁は絶対傾いてる、といっても過言じゃないです。と言ってもなかなか分かってもらえないんですが、要はコンクリート躯体が平らじゃなかったり、窓がゆがんでたりということが必ずあります。これは当時のコンクリートの施工レベルでは仕方ないことなんですけど、新しい物件でも床の不陸は結構あるんですよ・・・

というわけでリビング窓際を両端と真ん中で測ってみる。予想通り、10ミリくらい寸法が違う。窓枠下の寸法も違うので、床が平らではないか、窓がゆがんでるかどちらか。床は乾式二重床でレベル調整してしまうのでリノベーション後は必ずフラットになります。

 

 

居室の天井高さが全て2300ミリと築年数の割に少し低いのが気になる。廊下のダウンライトを外してふところ確認。370ミリもある!計算してみるとスラブ間寸法が2700ミリ、乾式二重床で床を100ミリ上げても2600ミリ取れる計算。久しぶりに階高の高い物件だ・・・

ふところが豊富にある場合考えられるのは何かしら配管が通っているケース。そこで携帯電話をカメラモードにして突っ込んで様子を伺う。狭いところを覗く際に使う方法。

 

こちら天井裏のようす・・・う~ん、別段配管もなし。察するに、梁の圧迫感を減らすためと、内装工事を少なくする目的で天井を下げているようす・・・まぁ、理由なんてそんなもんです・・・

しかしふところがある分、直張りの際に多い配管の埋め込みとかはなく、スラブはとても綺麗。ここはあえてスラブを見せて仕上げてもいいかもしれない。

施主のNさんは池ちゃんより背が高いので、天井の高い空間はちょうどいいかも・・・

採寸した寸法を元に現況図作成に掛かります。しかし管理人さんに会えなかったので竣工図と管理規約の確認ができてない・・・また行かないと・・・

あのマンションのメゾネット見学(西宮名塩のリノベーション)


※東日本大震災で被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
非常時に呑気な・・・と思われることを覚悟で日常業務のブログ更新を続けてまいります。
こんなときだからこそ、いつもどおりにすることが重要だと私たちは考えます。ご了承下さい。

 

先週土曜、午後から川西Iさんのご依頼でとある購入予定物件の見学にお付き合いしました。憧れのメゾネットちゃんです。このマンション、私たちも足繁く通い、その後も馴染みの深~い、あの・・・そう、西宮名塩Kさんと同じマンション。

メゾネットが1件売りに出ていることはKさんに聞いていて、見たいなぁ、見に行こうかと思ってたところ、Iさんからこうしてお問い合わせ頂き、念願叶ってメゾネット物件を見ることができた、という奇跡のような話なのです・・・

 

やっぱり、マンションの中に階段があるというのは面白いなぁ。思えば幼少時代、団地住まいだった私は2階建ての従兄弟の家の階段がうらやましくて仕方なかった記憶があります。そういう幼児体験がメゾネット好きに繋がっているのでしょうか・・・どうでもいいですね・・・

変り種が多いこのマンション、ここも特殊で玄関は広いポーチを持ち2階に、LDKと水周りも2階、そして下に居室×2、という構成。階段に面して全面開口、ルーフバルコニーがあって、吹き抜け空間となっています。見学中に何度階段を往復したことでしょうか・・・

 

下から見上げると全面開口の様子が分かるでしょうか・・・一番高いところで5.5mほど。せっかく明るいのにもったいない気もします。それと、これだけ開口が大きいと冬の夜の窓面付近の冷え込みや、冷気が下に流れるコールドドラフトは激しいかもしれません。窓面の断熱は何とか考えたいところ。

階段上をうまく使えばリビングから繋がるキャットウォーク件ベンチのような、気持ちのいい空間が作れるかもしれません。断熱に障子をうまく使えばまた面白い空間になりそうな気もします。

一階は階段で2部屋が分かれるようになっています。壁式構造なので壁の移動はできないので、この中に何をどう作るか、になってきます。なかなかリノベーションするにはハードルの高い物件ではあります。

リビングとキッチン、和室の形状はK邸とほぼ同じだったため、間の壁は抜けるかと思いきや、一枚耐力壁があったり。一筋縄ではいかなそうですね。新たなアイデアを考える必要があります。

 

 

和室南面窓枠。濡れたように変色しているところを見ても、結露の激しさが想像できます。窓面の断熱強化は必須です。

右はキッチン背面。斜面スライド形状のマンションの場合、排水の共有縦管の経路を掴むのが難しいケースが多いです。ここはキッチン背面で横に走ったのち、個別に外部に蹴り出されているようです。K邸でも解体するまでよく分からなかったんですよね・・・

しかし一度リノベーションしてる物件なので断熱仕様やら床下地やらはすぐ分かるのはありがたい。

 

とりあえずIさんが購入されるかどうかは検討中ということで、とりあえず今週末にIさんと一緒にKさんちにお邪魔。木のリノベーションで実際にお住まいの方の生の声と様子を見て頂く予定になっています。

東日本大震災


11日に起きた震災から3日が経ちました。被害の状況がどんどん明らかになってくるにつれ、自然の力のあまりの大きさに言葉を失います・・・週末はずっとテレビに釘付けでしたが、悲惨な状況や家族を失われた方の悲痛な声の中、奇跡的に救出された方たちのニュースがあったりと、暗く沈んだ中にも少し光明の見える報道がとても嬉しく思いました・・・
仙台、岩手には知り合いが何人かいるのですが、岩手の方とメールで連絡が取れました。何とか無事な様子を知ることができほっとしています。しかしライフラインは全てストップ、テレビも映らないので情報が全く入ってこないようです。携帯電話も車のバッテリーで充電しながら、何とかメールをくれたようで、ガソリンが無くなったらどうしよう、と・・・
阪神大震災のとき、ライフラインのない生活がいかに大変か痛感しました。電気は比較的早く復旧しましたが、水道、ガスは数ヶ月掛かりました。ポリタンク持っては給水所に行き、浴槽に水を溜めて、トイレを流すのにもバケツで流す、という繰り返し、お風呂は武庫川を越えて尼崎の銭湯まで行ったり、24時間風呂の付いてる親戚の家まで行ったり・・・
そんな生活はとてもストレスの多いものだったのを覚えています。結局、ガスの復旧は3ヶ月くらい掛かった記憶があります。
そんな中でも、近所のお年寄りの水汲みを手伝ったり、通行の妨げになっていた道路に液状化で噴出した土砂をみんなで撤去したり、誰かを助ける、誰かのために動く、ということがみんななんとなく当たり前にできる、という雰囲気があり、大変な状況でしたが、あったかい気持ちで生活できていたことだけがいい思い出として残っています。
仙台の知り合いとはまだ連絡がつきません。一人は松島の海の近くの方なのでとても心配ですが、無事を祈りたいと思います。
こんな状況ですので、週末はブログ更新などは自粛させて頂きましたが、今日から各現場の進捗状況報告など再開してまいります。安全な場所に居るものとしては、普段どおりに生活していることをお見せしていこうと思っています。ご了承下さいませ。
また少しでも何かできることを、ということで考えた結果、うちの事務所と小谷個人からNPO法人 日本災害救援ボランティアネットワークさんに少額ながら募金をさせて頂きました。
こちらのNPO法人は阪神大震災時に発足したネットワークさんです。阪神大震災の折は全国の方々から色々助けて頂きましたので、ほんの少しの気持ちだけでもお返ししたいと思っています・・・
東京世田谷のBさん、Yさんのうち、Yさんとはメールで連絡がつきましたが、Bさんからはまだ返信がありません。ご主人の携帯やご自宅にもTELしたのですが繋がらず。東京も電話はとても繋がりにくいようです。もう少し待ってみようと思います。

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