杉ベッドのその後

先日、お客さんから頼まれた無垢杉を使ったベッド。何度かの電話・FAXのやり取りのあと、大方仕様が決まりました。

基本的に材料だけこちらで用意して、組み立ては自分でしたい、とのご希望。
女性なので大変じゃないの?私、日曜大工の延長で組みますよ、とお伝えしたんですが、今までも色々作られていて、工具もあるから大丈夫、とのことでした。楽しみの邪魔しちゃいけないな、と、私は内容の提案と材料の手配の裏方だけに徹することに(笑)


無垢材の家具といえば、すんごく作りこまれた高いもの、をイメージされる方が多いと思う。いや、現実に高い。

しかし、基本的にデザイナー家具とかにほっとんど興味の無い私は、自分で必死に作ったものこそ一番美しいと思ってる。なので家には手製のパソコンカウンターとか子供用フェンスとか照明とかがあって、ホームセンターをうろうろしているときが一番幸せなのです(笑)

ということもあって、この方の『自分で作りたい』という気持ちにはとても共感するものがある。日曜大工の際、一番大変なのが材料の切断。ちゃんと図面があって、寸法どおり切断された材料があれば、あとは組むだけなので労力はかなり減らせる。製材所でフローリング材をカットしてもらって、それを直接送ってもらうことにした。

 

今回は高知県の佐川プレカットさんにお願いして、在庫でよく乾燥した材料の中から、節の補修が少ないものを選んでもらい、カットして送ってもらうことにしました。またベッドの足用に、柱材の端材も一緒に送ってもらえることになりました。

こういう端材、加工の途中でどうしても出てしまうそうで、燃やすしかないみたいなんですが、もったいないよね。積み上げて棚にしたりして色々使い道はあるなぁ、と思って数本送って、とお願いしました。

上の写真は佐川プレカットさんがわざわざ撮って送ってくれた、在庫のフローリングと柱の端材の写真。こういう対応をしてくれる製材会社はほんと少ないんですよね。ありがたいです。

 

事務所の工事で使ったフローリングの余りが数本事務所にあるんですが、フローリングには『実(さね)加工』といって、板同士が結合できるような凸凹形状に加工されていて色々使えます。繋げれば広い棚にもなるし、表面はきれいに仕上げられているので手触りも抜群。

今回のベッドはこの実加工を活かして、板を繋ぎ合わせることで1m角の一枚板のような状態にしてもらいます。普通に板を並べるだけより頑丈だし、それぞれの板が反らないための反り止めにもなると思います。

一枚板ってとんでもなく高いので、安上がりに板をつくるいい方法です。今回の1.1m×2mの総無垢材ベッド、フローリング4m5枚に足まで付けて、送料入れても1万円台。ニトリでベッド買ったとしてもそれなりにするよね、きっと。無垢材の新たな可能性を感じました。

ほぼボランティア的な動きになっちゃいましたが、お客さんには喜んでもらえたし、私も楽しかったのでよかったとしよう(笑)

『完成したら絶対写真送りますからね!』と言って頂いたので、楽しみに待ちたいと思います。頑張ってね!