ある製材所にお願いしていたサンプルが届きました。無垢の板材を横に張り合わせた『幅はぎ』の集成材パネルです。

無垢材、特に国産材でプランを考えるときに、どうしてもネックになるのが『建具(ドア)』『家具』

なぜかと言うと、大きな板材が必要になるからです。ドアも1m×2mぐらいは要るし、家具も天板などは大きなものが要ります。既製品では寸法が合わないし、ほとんどが張り物、塩ビ製品。

デザインやサイズを考えると、ここは設計者を悩ませるところなんです・・・

 

そういうときに役立つのが、木を何本か繋げて作った集成材。板を何枚か接着剤で繋ぎ合わせて一枚の板にしたもの。

日本の山には『間伐材(かんばつざい)』という、立派な木を育てるためにやむなく倒されていく細い木がたくさんあります。この間伐材の利用法として、繋ぎ合わせて大きな材料とする、というのは一つの解決策です。

当然、接着剤にはホルムアルデヒドのないものを選ぶのはもちろんですが、接着面積もなるべく少ないものの方が、デザイン的にも使いやすい。

『なるべく無垢に近い集成パネルを』というのがこの会社さんのポリシーのようです。うん、納得。

 

断面はこんな感じ。10センチはある板材を並べていく形なので、継ぎ目が少ない。接着剤の量も少ないし、見た目にもあまり違和感がありません。

サイズもかなり融通が利きそうで、板をそのまま建具にしたり、といったこともできそう。

長いテレビボードや棚板などにも使えそうで、設計の幅が広がりそうです。早速これを使った想定でプラン考えてみよう・・・食器棚にも使えそうだな・・・


2008年9月4日