今日は大阪堺市の物件のご提案でした。先週からぶっ続けで悩み続けてきて、今日も午前中ギリギリまで詰めて、何とかご提案できました。ただ少々燃え尽きています・・・今日は早く帰ろう・・・

楽器演奏が趣味のご夫婦とお子さんのための住まい。今回は全て引戸で納まった。とても気持ちいい(笑)

 

北側の玄関を入ると、両方に一部屋ずつあって、奥がリビングになっているごくごく普通のマンション。

その北側の一部屋を引戸のみで開放できる空間とし、ご主人の仕事や家族の趣味の空間として考えてみました。来客時以外、閉じることはないだろうから、廊下の一角のギャラリーのような、音楽室のような、用途によって姿を変える曖昧な空間。将来は子供部屋になる(はず)。

プラン当初からここは杉の天井、しかも勾配をつけたいなぁ、と思っていて、壁側から廊下側に登るように一寸勾配として、鴨居を兼ねた梁と戸当となる柱を繋げてみた。勾配天井はそのまま廊下の天井上部に抜けていく。間接照明を仕込んで、木に反射させた柔らかい光が部屋を照らすように。

 

廊下を挟んで対面は寝室。こちらも廊下に向かって上る天井。つまり、廊下を頂点に両側に屋根が掛かっているような状態。マンションなのに木造住宅かと錯覚してしまう空間を目指してみました。配管スペースのために100ミリ上げた一帖のギャラリーはコントラバスを置くスペースも兼ねて。

・・・ちなみに、パースソフト内にコントラバスが無かったので、ギターをコントラバスサイズにしてみました。打ち合わせではしっかりウケました(笑)

 

ギャラリー左手の戸の奥はユーティリティ。洗濯機、冷蔵庫、靴を洗ったりできるスロップシンクまであって、その奥はキッチンに繋がる。つまり、キッチンを挟んで廊下とこちらで2ウェイ導線を取っている。

もちろん人も動きやすいし、雑多なものは全て隠せる。パブリックとプライベートを分ける、ハレとケの通路というわけ。

また戸を全て開け放して、南側と北側の窓サッシを開ければ、趣味室→ギャラリー→ユーティリティ→キッチン、と通風するための仕掛けでもある。キッチンってどうしても風が抜けないプランになりがちだから・・・人も風も動きやすく、というのがこの家のキーワードなのです。

 

居間から見てみると2WAYの感じが良く分かる。配管スペースのために上げた床はそのままダイニングまで繋がる。東灘の家では天井高さで用途を区切って居たけれど、こちらは床高で目的を分けている。ちなみに今日の打ち合わせでダイニングの床は窓際まで延長することに。私もこれは賛成。

テーブルも作りたいというご要望も頂いたので、家具も含めて空間を考えてみようと思います。

 

さて、明日は京都まで物件測量に行ってきます。
雨、降らないでほしいなぁ・・・

2009年6月29日