信州伊那谷産の山桜が現場に届くまで
先日届いた吹田Tさん邸の山桜の無垢板。今日前田木材さんのブログを見ていたら、なんと加工されるところが載ってました。さらにこの板、長野の材木屋さんから見つけてくれたものだということまで判明・・・
※写真は長野県の柏屋木材さんのブログより拝借。
信州伊那谷産の山桜だそうです。長さ3600mm×幅500mm×厚60mm・・・デカイ・・・すごく探し回ってくれていることがブログに書かれていました。柏屋木材さんに感謝です・・・
※写真は大阪の前田木材さんのブログより拝借。
信州で育ったヤマザクラが大阪の前田木材さんへ。ここで規定のサイズにカット、表面仕上げなどしてもらい・・・
こんな感じに仕上がりました。すごい、赤身のいいところだけ。本当にトロです・・・前田さん、本当にありがとうございます!
そして山桜は現場にやってきました・・・長い道のりを越えて、たくさんの人たちの手によって加工されて運ばれて届いたサクラ。重いわけですよね・・・
こうやって、自分の家に使われる材料がどこで生まれ、どうやって運ばれ、どうやって加工されて届いたのかを知ることができるって、金額以上の価値ではないかと思います・・・前田木材さん、柏屋木材さん、本当にありがとうございました!
・・・これに味をしめて、どんどん広葉樹カウンター使っちゃいそうな気がしてます(笑)
寝室での照明の調光とリモコンを考える
寝室の照明に関しては家族によって、いや、ご主人と奥さんの間でも意見が違うことがあって、結構奥が深い。例えば、
●真っ暗では寝られない⇔真っ暗じゃないと寝られない
●布団に入る前に電気を消す⇔布団に入ってから電気を消す
●寝る前に本を読む⇔読まない
というようなところ。
うちも奥さんは真っ暗では寝られない&布団に入る前に消す派で、私は真っ暗じゃないとイヤ&布団に入ってから消す派。『さぁ、寝るぞ!』と電気消して意気込んで寝るより、布団でゴロゴロ、テレビや本読んでまどろみながら何とな~く眠りにつきたい・・・
・・・という話は置いといて、例えば真っ暗では寝られない派の場合、次の選択肢がある。
1 天井シーリング照明(常夜灯つき)とする
2 メイン照明のほかに、スタンドやテーブルライトなどで補助照明を取る
3 調光機能つきの照明器具にして、かなり暗い状態にする
常夜灯が欲しい、というだけであれば、そんなに難しくはないのだけど、『布団に入ってから消したい』という話が加わってくると問題が少しややこしくなってくる。ベッドサイドにスイッチを持ってこれればいいけれど、それが無理な場合、リモコンで、ということになるからだ。
上記1の天井シーリング照明の場合は、現在はリモコン付き器具がかなり出回ってるので問題はない。ただ、商品的には色気があるものはないしデザイン性に問題があるし、高かったり、明るすぎたりする。なので間接照明やダウンライトで、となった場合、リモコンを別に考える必要がある。

そういう場合にお勧めするのは壁スイッチとリモコンが一体になったパナソニックの『とったらリモコン』という商品。以前、神戸灘区のH邸の寝室でも採用している。いかにも松下さんらしいダジャレネーミング・・・
通常、リモコン機能は器具側に付いている機能となるが、そうなると器具それぞれにリモコン発信機がいることになる(まとめて管理できるリモコンもあるが・・・)。とったらリモコンは電源側でのリモコン操作となるので数台をまとめることができるし、調光機能や遅れ消灯機能などもあって、寝室使いにはなかなか便利。
使わないときはスイッチに付けて収納?できるので無くす心配も少ない。ただしコストはそれなりに掛かってくるし、電気屋さんの工事が必要。

変わって、スタンドなどを常夜灯代わりにする場合は、常夜灯が付いていたり、調光機能が付いているものを探すことになる。手元でONOFFするテーブルスタンドなら問題ないが、床置きのスタンドで、リモコン機能が付いているものはほとんどない。

コンセントに付けることでリモコンで電源をオンオフできるものを付ける方法はあるが、かなりダサい・・・しかし安い・・・
赤外線リモコンコンセント![]()
そして調光機能付きというのがなかなかない。探してみたらフロアスタンド用で調光もできるタイプを一つ見つけた。コスト的にもそんなに高くはないが、これがデザイン的にどうなのかはノーコメント・・・
ちなみに、調光となると光源の種類をどうするか、という問題もでてくる。白熱灯なら問題ないけど、蛍光灯やLED器具となると、普通の調光スイッチや上記リモコン器具では一部の商品しか対応できない。


↑左が調光スイッチに対応した電球型蛍光灯。右が普通の電球型蛍光灯。調光対応のためのメカニズムはよく分かりませんが、根元の樹脂部分が普通のパルックボールより大きくなるため、器具によっては取り付けが難しいものも出てくるかと(特にダウンライト)。その他、LED電球でも調光器対応型が出ている。

やはり、一晩中付けっぱなしにすることを考えると光源は省エネにこだわりたいところ。そこで、もっとも省エネで可変性がある方法としては、既存スタンドに調光できるLED電球をつける、というのがいいのではないかと。
以前紹介したシャープ製のLED電球であれば、電球に付属でリモコンがついてくる。これを床置きスタンドに付けることで調光とリモコン機能を同時に満足できる。ついでに調色も(笑)ただ、実際に試してないので、一番暗い状態が常夜灯に向く明るさなのかどうかは不明。近々試してみようと思う。
それと、器具はE26というサイズの口金(ソケット)である必要がある。もう一つ小さなE17口金だと、現状では調光リモコン付きのLED電球は出ていない。
それから電球は8千円ほどする。まぁ10年くらい持つし電気代も下がることを考えれば安い買い物だと・・・それでも電球買うのにレジで8千円払うのは勇気がいるけど・・・
あと、暗くしたら消費電力も下がるのか、はメーカーサイトには詳しくは載っていない。消費電力は7.8ワットなのでひょっとしたら省エネではないかもしれない。ここは今後詳しく調べようと思う。


もう少しリーズナブルな方法として、常夜灯機能が付いている電球型蛍光灯を使う、という方法もある。日立さんが出している、ネオボールZ 60ワットタイプ(常夜灯機能付)である。
これは面白い電球で、電球型蛍光灯の中にLEDが仕込んであって、電球で常夜灯も兼ねちゃおうという素敵な商品。実は私も家の寝室で、ペンダントライトにこれを付け、シーリングライト用のリモコンコンセントを繋いで数年使っている。
どうやって常夜灯状態にするかというと、スイッチオンで普通に点灯、そしてスイッチオフして2秒以内にまたオンするのである。すると常夜灯に切り替わる。LEDなので消費電力は2ワット。ナツメ球の5ワットに比べれば省エネ。そして結構明るい。
これであれば商品は普通の電球型蛍光灯より少し高いぐらいの金額でいけるし、ランニングコストもそれなりに安い。
色んな商品があるのでどれが一番というのは甲乙つけがたいけれど、全て建築工事や商品に付属の機能でまかなおうとするとコストも嵩むし、あとあと変更がききにくい場合もある。また、せっかくお気に入りの照明器具があっても、機能的に物足りない場合などにも対応できる。
安価なものと少しの工夫で自分に合った照明計画を考えるのも面白いと思います。
マンションと断熱
先週末、吹田T邸の壁の部分解体を行ってきました。前回、物件調査に入った際に、外壁面のカビがかなりひどく、今回のリノベーションでは外壁面の断熱改修を予定していまして、その下地をどうするかという確認と調査のためです。
売主さんはまだ住まれているところ、めちゃくちゃ無理をお願いしています。普通は絶対イヤですよね、まだ住んでいるのに壁壊されるなんて・・・そんな無茶を快く受けて頂いた売主さんには本当に頭が上がりません。それと調査に同行してくれた現場監督さんと大工さん。ありがとうございます。
北側洋室の角部分です。クロスが浮いてしまっているのが分かります。ビニールクロスの裏側で結露を繰り返していた証拠です。この物件、角住戸で3面が外壁に面しているので、熱環境として不利なのは良く分かるのですが、なぜここまでカビがひどいのか、正直よく分かりません。
竣工図によるとスタイロフォームかなにかで断熱はされているはずですし、もっと古い物件も触ってきましたが、ここまでひどいのは初めてなのです・・・

剥がれているビニールクロスをペロッとめくってみると、その下にはこれまた多量のカビが・・・お食事中の方すいません(いないか)。
ここまでひどいとなると、考えられるのは、断熱材が入っていない、もしくは相当スキマだらけで施工されているといったところでしょうか。とにかく壁を破ってみることにします。
電気配線などを切ってしまわないように気を付けながらノコ目を入れ、ハンマー&手バラシで・・・
引っ込んでればいいのに、私、率先して手伝っています。そう、こういうちょっとした作業好きだから。正直、邪魔してる感じです。ごめんなさい。
石膏ボード全体が湿っているような感じがあります。そしてサクサク脆くなってるようにも思えます。

そして・・・石膏ボードの下から出てきたのは、ポリエチレンフィルムの防湿層とグラスウールです。まるで木造住宅の断熱仕様です・・・
少し解説しますと、このポリエチレンフィルムは防湿層(ベーパーバリア)と言って、室内側からの水分を壁内に入れないための役割があります。最近の高気密木造住宅でも使われている方法、当時としては珍しい(大抵、袋に入ったグラスウールが使われていることが多い)。
ただ、残念ながらフィルムはなんとなく重ね合わされているだけで、気密が取れていません。なので空気は自由に行き来できる。グラスウールも何となく入れてあるだけだし薄いので、外壁からの冷たい空気は室内に入ってくるわ、室内の湿った空気は壁内に入るわで、石膏ボードの表面だけではなく至る所で結露していたようです。冬場は連日結露祭りだったと思います・・・

グラスウールを取り出してみると、断熱材そのものに黒いカビが生えています。築30年くらいの木造住宅の壁の中でよく見る光景。いくら断熱していても、水分があれば外壁と室内の温度差が生じる部分では必ず結露します。
グラスウールは空気をたくさん含んだ細い繊維の集まり。それによって断熱しているわけですが、結露で濡れてしまうとその構造が仇になってなかなか乾きません。また、下地の木材部分は断熱材が途切れるため、ここも冬場は結露していたかも知れません。しかし、湿気があって、風もないところをカビは好みますので、彼らにとってはパラダイスだったはずです・・・
まぁ、ここまで悪条件でも木って腐らないんですよね。木が腐るには腐朽菌という菌の活動が必要ですが、カビと腐朽菌の活動できる環境は異なってまして、カビが生えている状態は腐らない状態なんだそうです。これはとある大学の先生の受け売り・・・
とはいえ、とりあえず今回の工事では木下地もろとも全て解体撤去することになりました。ただし、吹き付け断熱をしたいので、コンクリートに埋め込まれた木レンガという下地は残しておき、そこに新たな下地材を横向きに固定、そこに縦方向の下地を45センチ間隔で設置。その間を吹き付ける、ということに決まりました。
最近の木造住宅の場合、室内側で防湿層を作り、壁の中の湿気は外壁材に通気層を設けてそこから排出、という方法が一般的になっています。いわゆる外壁通気工法というやつです。
RC造のマンションは壁自体が通気しませんので、湿気を外に逃がせない。断熱性は低いのに気密性は高いという、結露のための好条件が揃った建物なんです。これを完全に防ぐには外断熱といって壁の外側で断熱する方法が一番。ただし外壁は共用部ですから、外断熱は大規模修繕でしか手の打ちようがない。
一戸単位でのリノベーションで断熱改修をするなら、気密性をいかに取るかが重要。室内の湿気が冷たい外壁に触れないようにしてやる必要があります。
ボード状の断熱材ではスキマ処理に限界があるため、今回は吹き付け断熱材で行きたい。が、ウレタン系の断熱材はフロンガスで断熱性を持たせているため、経年変化でガスが抜けると断熱性が低下するし環境にもよくない。
そこで今回はアイシネンという商品を使う予定。数年前から知ってる商品ですが、吹き付け断熱材の中では個人的に一番信頼できるものだと思います。ちょっと高いのが難点ですが・・・


窓サッシも全て内窓を付けて二重サッシにする予定。エコポイントもあることですし・・・
マンションでの温熱環境改善としては最善の策かと思います。問題は玄関ドアの断熱性でしょうか・・・こればっかりは上げられないので・・・
間接照明の光源(白熱電球・蛍光灯・LED照明)
この事務所に越してきて早2年半。先日、間接照明の蛍光灯3本のうち1本が切れました。40型蛍光灯の定格寿命が12000時間とのこと。ほぼ一日付けっぱなしなので、朝9時から夜9時ぐらい、最低12時間は付けてるかな。
週休1日、その他休みを15日くらいで日数計算してみると、実働297日。い、一年の6分の5は仕事してるのか・・・ショック。
いやいや、そこでショック受けてる場合じゃなくて、計算してみると、
12時間×(297日×2.5年)=8910時間
あら、どうもこの子、少し早めに切れたようです。どうりで他の2本はピンピンしてるわけだ。
↑大阪堺Y邸。ホビースペースから廊下をみる(施工例ただ今編集中)
プラン提案時にベース照明として間接照明を入れることが多いです。光源が直接目に入らない(グレア防止)し、天井で一旦反射させてから落ちてくる明かりはぼわっとしててあったかい。本当は白熱電球の方がいい色出るんだけど、コストや発熱量、寿命など考えるとやはり蛍光灯をお勧めしてしまう。
なので毎回、事務所のと同じ型番の安い蛍光灯に、電球色の蛍光灯を取り替えたものを使っていて、これがスタンダードになっている。
一般家庭なら、一日8時間付けたとしても、1500日は持つ計算。うまく行けば4年くらいは持つわけだ。白熱電球だとほぼ毎年替えないといけないはずなので、手間は少ない。
施主の皆さん、そういうわけなので4年後は交換宜しくお願いします。
(蛍光灯はON・OFFの回数が多いと寿命が短くなります。あしからず。)
ホームセンターに寄ったついでに蛍光灯購入。一本980円也。一昔前だと直管40型の、しかも電球色ってなかなか売ってなかったけど、最近は家電量販店やホームセンターどこでも売ってます。便利になりましたね。
↑交換前。一本切れてるだけでだいぶ暗い。夜遅くはペンダント消して間接照明だけにしてることが多いので特に暗く感じる。
↑交換後。あ、あかるい・・・生き返った感じがするよ・・・
蛍光灯って新しいのと切れかけの古いのでは明るさが違うもんですが、旧2本と比べても明るさの違いは感じない。旧2本のほうが若干端が黒いような気はする。やはり寿命より早く切れてしまったようです。

※エコリカHPより写真引用 http://www.ecorica.jp/led/product/spec/def_ecl-l40wh.html
ちなみに最近、LED照明が話題になってますね。液晶テレビもバックライトにLED使ったものが出回り始めたり。実はこの機会にLED照明にしてみようか、なんて少し考えていたの・・・
ちなみに40型だと消費電力は20Wくらいと半分弱に。寿命は50000時間とのことで4倍強になる。半分の4倍ってことは8倍以上オトク?と心が動くも、イニシャルコストは1万円前後。蛍光灯の10倍近くする・・・エコリカにいたっては3万円くらい・・・
いろんなメーカーがあってどれがいいのか良く分からないし、電球色のラインナップも少ないようだ。調べてみるとまだまだメリットは少ないようなのでやめた・・・
大体、器具が2000円ぐらいなのに電灯が10000円以上というのがどうも気に入らない。
・・・きっとこの蛍光灯が切れるころには大手メーカーから安いの出てるだろう・・・(笑)

※シャープHPより画像引用 http://www.sharp.co.jp/led_lighting/consumer/select/lineup/standard/index.html
ちなみに事務所内は全て蛍光灯に替えてますが、トイレ照明のみ白熱ダウンライトを使ってます。LED照明も電球形タイプは色々出回ってるので、トイレだけLEDにしてみようかな、と思ってます。
そもそもLED照明はその性質上、ダウンライトとかの方が向いてます。こちらは60型で消費電力7.5W、寿命40000時間、発熱量も圧倒的に少ない。価格も3000円ちょっと。白熱電球と替えるならこれは買いですね。
価格.com - シャープ/SHARP LED電球 DL-L601L (電球・蛍光灯) 通販価格
しかし形状的にペンダントライトなどに使うのはまだまだ難しそう・・・
でもこれなんか面白そうです↓
三菱電機 電球形LED電球 パラトン PARATHOM・CLASSIC
価格も2000円前後だし、全体的に光りそうだし、ええやんこれ、と思ったものの、明るさが10W電球クラス・・・く、暗すぎる・・・どっちにしてもLED照明、まだまだ時間が必要な分野ですね・・・
究極のバリアフリー『上吊り引戸』
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引戸が好き、とホームページやら情報誌やらで書きまくってますと、色んな方から『私も引戸好きです!』というお声を頂き、やっぱ日本に生まれてよかったなぁ、としみじみ思います。
さて、そんな引戸なんですが、これまた掘り下げると色んな方法がありまして、最近、特に使うのが『上吊り引戸』というやつ。
左の図のように、戸の上枠(鴨居)にレールが、戸には滑車が付いてて、上から吊るような状態になる引戸です。
一般的な引戸は押入れフスマのように、鴨居と敷居に溝が彫ってあり、そこに戸をはめ込む形式になります。こうなると、床に溝ができてしまうため、空間的に区切られてしまうという欠点があります。
上吊りにすることで下には何もなくなりすっきりするし、掃除なんかもしやすいのです。段差も完全になくなる、究極のバリアフリー引戸ということになります。
↑5月に完成した東灘の家。リビングの引戸は壁の隙間に納まる引き込み戸としています。引き込みの場合、戸を入れる、または外すということが簡単にできるようにする必要があり、こういう時に上吊り引戸は向いています。もちろん、レールがなくなるので床もすっきりバリアフリー。

当然、いいことばかりではなくて、戸の横に吊り金具が見えてくるし、戸がふらつきやすくなったり、隙間が大きくなりやすかったりと、全ての箇所に向いているとは言えません。
コストも普通の引戸より高くなります。
なので廊下からリビングへの入口など、床の仕上げ方向に直行するように引戸がつく場合は、床にレールがなくなるだけで繋がり感は高まるのでお勧めです。


↑姫路賃貸リノベーション。賃貸という限られた面積、ドアは通行の邪魔だけど引戸にするのは狭くて難しい。そこでサニタリー入口は上吊りの特性を活かし、玄関の開き収納の前にスライドする引戸としています。土間の上に戸が浮いている状態なわけです。
なお、上吊りは引き違い戸にすることは可能ですが、三枚引戸などはできません(できる金物もありますが、あんまりお勧めしません)
なので収納や間仕切りなどでの三枚戸や引き分け戸の場合は、床に『Vレール』という特殊なレールを埋め、床がフラットになるようにして、扉には『戸車』という小さなタイヤみたいものを入れて、スムーズに戸が動かせるようにしています。
Vレールは金属製のものが多いのですが、無垢材に合わせて竹でできたものを使って、床材との違和感を無くすようにしています。
マンションリノベーションは限られた箱の中で、最大限有効に空間を生かす必要があります。特に廊下などは建具の場所の取り合いになる。日本人のライフスタイルにしっくりくる、それが引戸の最大の魅力。
マンションを引戸だらけにしていくのが私の使命です(笑)
やっぱり引戸が好き
家の中で建具が受け持つ役割は大きい。
部屋を仕切る、隠す、区切るといった機能もさることながら、それぞれの空間のつながりっぷりや開放感も建具の素材や寸法次第でかなり変わる。
前に情報誌に書いたけれど、メーカー既製品の建具はリノベーションに合わない。
雰囲気やデザインもそうだけど、寸法や素材の自由度が低すぎるし、無垢の床にプリントの木目では建具がとても薄っぺらいものになっちゃう。
ほぼ白熱電球な電球形蛍光ランプ
最近家庭での省エネは必須項目。で、特に気になるのは冷暖房と照明。エコ推進派として、照明器具に関してはなるべく蛍光灯器具を薦めている。ほんとに、電気代がかなり変わってくるから。
建築関係者(特に設計者)の中には『白熱電球こそ照明だ』みたいな意見もあって、確かに温かみとしての電球はベストだと私も思う。けど、やっぱり電気代は少なく抑えたいし、環境のことも考えると蛍光灯に軍配を上げてしまう。
むやみに明るくしたいから蛍光灯、というわけではない。あしからず。
エコカラット
北側の寝室などに提案することの多い、INAXさんの『エコカラット』。特に写真の『たけひご』というくしびきのようなデザインが国産無垢材との相性がよくて使います。
ちなみにエコカラットのどこがすごいのか、というと、まずは珪藻土や漆喰塗りをはるかに凌ぐ吸放湿効果。メーカーによると珪藻土の4~5倍の性能があるそうだ。
玄関の姿見と『たまり』
マンションは大体玄関周りが窮屈にできていることが多くて、まぁ寝室とか水周りに挟まれているので仕方ないところではあるんですが、やはり開放感は少しでも欲しいところ。
そこで姿見(つまり鏡)を使って目の錯覚的に広さを作る、ということをよく(というかほとんど)していて、まぁ結構高かったり指紋が付いたりという問題はあるんですが、マンションでは特に効果的だと思っています。
左は宝塚の物件の玄関まわり。現状はかなり広めなんですが、収納を増設してかなり圧迫感が出てしまうので、玄関と廊下の取り合いに姿見を設置するプランとしています。
この角度では分かりにくいので、ちょっと角度を変えてみます。
加湿は大事。
今日はほんと寒かったっすね・・・現在午後8時すぎ。写真左の外気温は7度・・・真冬なみ・・・
ダウンジャケット着てきて正解。ちょっと早いかと心配でしたが(笑)
それでも暖房なしで22度の室温を保ってる事務所はすごい。上は住宅だし、両隣はテナントで囲まれてる立地条件もあるでしょうけど、昼間の日差しが結構入ってたので蓄熱してるんでしょう。
(サーバーとかパソコンとか照明器具が多いので廃熱が暖房代わりになってるかも・・・)
全て外気に囲まれている一戸建てよりマンションが暖かい理由でもあります。


