堺 新金岡の家、いつも日曜打ち合わせで大工さんに会えてなかったので現場覗いてみました。
この家の特徴のひとつ、デザインさせてもらった小幅板風羽目板張りが終わってました。キッチンとダイニングの天井をぐっと下げて広い空間を天井高で分けるイメージ。
1000ミリ程度で目地を入れて貼っています。そもそもこの羽目板のデザインソースであるアルヴァ・アアルトのマイレア邸の写真をクライアントが持って来てくれたのもあって、ここだけはコストケチらず実現。
こうすることで天井というより箱のように見えるので圧迫感も変わってきます。
リビングをまたぐ梁はモルタル仕上げの予定。これは吉村順三の博多の寿司屋、河庄のイメージ。昨年竣工の山ノ内の家でも使ったやり口。
壁はラワンベニアに50ミリピッチで溝加工してもらって羽目板風に。空間に質感とコクが出ればいいなと。塗装すると懐かしい家の雰囲気になります。
大工の井上くん、造作キッチン製作中。今回初めて叩いてもらいました。若いけれど緻密ないい仕事してくれてます。最近若くていい大工さんと知り合う機会が多くてありがたい。
廊下からリビングをみる。左が洗面台、右がトイレ。
トイレ出たところの廊下に洗面を設ける最近定番のパターン。誰かお風呂入ってても洗面使えるし夏も涼しいのがメリット。いつも綺麗にしておく必要があるのがデメリット・・・
今月いっぱいで大体終わる予定ですが、コロナの影響でトイレ入らなかったりとバタバタでした。何とかなりそうで良かった・・・でもオープンハウスは難しそうです。