
大阪府堺市 Y邸マンションリノベーション
竣工: 2020/05
RCラーメン構造 1995年築 77.79㎡
設計監理: 小谷和也 写真撮影: 小谷和也
施工:株式会社 藏家
大阪府堺市、ご夫婦とお子さんの三人家族のためのリノベーション計画。将来的な子供部屋スペースも含む大きなLDKを南側に確保、北側に洋室、洗面台は廊下に配置することで水周りをコンパクトにまとめた。
キッチンから北側への動線は冷蔵庫や食品庫を備えたパントリーからウォークインクローゼットへ繋がる。北側に設けた脱衣室と浴室からは小窓を介して南北の窓が繋がるようにして通風動線を確保している。
壁には50ミリ幅にスリットを入れたラワン合板をオリジナルの調合でブレンドした自然塗料を塗って仕上げ、天井にはデザイン協力した野地木材の杉小幅板風羽目板を張っている。アルヴァ・アアルトの建築が好きなクライアントへ、新しいけど懐かしい雰囲気のある住まいを提案した。

玄関からホールを見る。玄関ドアには通風も断熱もできる断熱網戸。スノコを設けることで沓脱の距離を稼いでいる。

玄関見返し。奥が靴収納。L字にクランクして荷物搬入の難しかった玄関は左手の壁を建具として動かせるようにして使い勝手を向上させている。

廊下に設けた洗面カウンター。ミラー右手に収納を設けて生活感が出ないように配慮している。

フルフラットとしたカウンターキッチン。リビングを横切る梁はあえてコンクリート仕上げとしてRC造マンションと木の家の関係性を示唆させた。

リビングから玄関方向をみる。左手の可動家具の奥が将来的に子供室になるスペース。

キッチンのラインで落とした天井高を延長することで大きなLDKスペースにあいまいな区切りを設けている。

キッチン背面壁にはラワン合板に50ミリ間隔でスリットを入れ、自然塗料で仕上げたものを張って小幅板を並べたように仕上げている。

南面の掃き出し窓には和風になりすぎない障子を設けた。枠を繋げることで開口を大きく見せる。障子は板戸の裏に完全に引き込むことができる。

キッチン天井にはデザイン協力した熊野の野地木材の杉小幅板風羽目板。長手方向に目地を入れて箱状に見せ、アルヴァ・アアルトのマイレア邸の天井のイメージとしている。