ルーフバルコニーにタープを張る方法

我が家のルーフバルコニーは北側なんですが、夏の南中時(昼間)の日射が直撃します。するとコンクリートスラブ(土間)が熱せられて異常に熱くなり、そのスラブからの輻射熱で室内も暑くなるんですよね。

なので、日除けのタープは最初の夏から試行錯誤して張ってきました。これやりだしてからバルコニーも室内もかなり涼しくなりました。

現在は5年保証がついている、エクステリア商品でおなじみのタカショーさんが出しているクールシェードという商品を使ってます。2m角を7枚設置して端から端まで完全防備。ちなみに1枚2980円。
クールシェード プライム アイボリー 200×200cm /A


前はIKEAのシェードを使ってたんですが、粉ふくし、濡れたら変色するし、2年目の台風のときに巻いてたのに破れてしまいまして・・・

リフォーム前の状態。このままでは上部にはなにもないのでタープが掛けられない。

さて、ルーフバルコニーって、大抵上部はタープを掛ける場所がありません。マンションのバルコニーは共用部分のため、穴を開けたり、接着したりといった固定もできません。固定が難しいので、何もしてない人がほとんどのはずです。

なので、躯体に接着とかせずにタープを上部に固定する方法をご紹介しておきます(パラペットがついた庇がある場合に限ります。上部に何もない場合は難しい)

1)鋼製束を設置、タープ取り付け

まずパラペットの立ち上がりに鋼製束を突っ張って固定します。位置はタープの継ぎ目が来る部分です。

鋼製束というのは木造住宅の床下を支える柱のようなもので、中央部分をスパナで回すと伸び縮みして突っ張ることができます。鋼製束は亜鉛ドブ漬けメッキというのがされているもの、これはサビに強い特徴があります。二年ほど放置してるけど今のところサビはありません。一本数百円ほど。躯体を傷つけず固定できます。 パラペットの間隔に合わせてサイズを選びます。

鋼製束 楽天検索

鋼製束にステンレスのカラビナを付けて、同じくステンレスのねじシャックルという金物でタープ二枚を重ねて固定します。こうしておくと、ねじシャックルを外すだけでタープが簡単に外せます。サビ防止のためステンレスのものを選びます。

2)下側を手すりに固定

タープ下側もシャックルで二枚を重ねて固定します。こうやって上下重ねて留めることで、タープを張った際の隙間も小さくなり日も入りにくくなります。ねじシャックルはモノタロウで一個380円くらい。

手摺笠木にロープを縛り、カラビナで固定します。前はロープだけで留めてたんですが、大雨や台風時に毎回外す際に縛ったり解いたりが面倒なので、テント張る時に使う特殊なカラビナを使っています。 ナイトアイズのフィギュア9という商品で、誰でも簡単にテンション掛けつつ固定できる優れものです。

住んでみてわかったマンションルーフバルコニーの最大の敵は強風。

風を受けやすいタープは台風や強風時は必ず外さないといけないので、脱着がいかに簡単にできるか、がポイント。 じゃないと歳取るにつれて絶対放置状態になるな、とすでに痛感・・・

ほんとはワイヤーとか張ってシャっと開閉ができるようにしたいけど、再来年の大規模修繕終わってから考える予定です。