松屋町の家

大阪府大阪市中央区 O邸マンションリノベーション

竣工: 2021/07
SRCラーメン構造 2001年築 77.50㎡
設計監理: 小谷和也 写真撮影: 小谷和也
施工:株式会社 トクケン

大阪市中央区、人形と花火で有名な松屋町(まっちゃまち)という都心部でのマンションリノベーション。現状は角部屋で各室に窓があるものの、近隣のマンションが近く視線も気になり、また熱損失も大きい状況だった。男の子ふたりの個室確保と住戸内部を貫く大きな梁をどう住まいに溶け込ますか、が設計のポイントとなった。

各開口部は、北側の掃き出し窓は土間空間に繋ぎ、出窓はハーフユニットバスを使った浴室の窓として生かし、浴室と土間の間に開口部を設けることで、ダイニング、キッチンを通して水周りまで住戸南北を貫く風と人の動線を確保して通風と採光を確保している。寝室は北側に小上がり和室として設け、子供室はリビングの可動本棚で区切られた一角に設置、将来的には撤去して大空間のLDKに戻せるようにしている。

リビング南北の梁はダイニングキッチンの天井高を2mでフラットに抑えることで凹凸を消し、もともとあったキッチンの勝手口は食器棚の一部としてなじませ、出窓部にはワークカウンターを設けた。南側の開口部は障子と板戸を組み合わせた6枚引戸で線を揃えて水平ラインで重心を落としてある。