国産の木のマンションリノベーションとは?


↑200年生の吉野ヒノキ伐採の瞬間

中古マンションを購入して、リフォームして暮らす。
私たちがマンションリノベーションをご提案する際、『国産の木を使う』ことを必ずお勧めしています。

皆さんは世界地図で日本を見たことがありますか?航空写真で見ると、砂漠化が進む中国や荒地の多いアメリカなどに比べ、日本は本当に緑の多い国であることがわかります。現に日本の森林率は世界有数の高さ。そんな森林の多くが人の手によって植えられた植林によるものです。

今、この豊かな日本の森林が危機的な事態に陥っています。海外からの輸入材に押され、せっかく育った日本の木が使われていないのです。

人の手によって植えられた木は、人が手を入れてあげないとちゃんと育ちません。しかし売れないものを育てることもできません。

 

荒れ放題になり細い木ばかりとなってしまった日本の森は、根が張らなかったり、保水力を失ってしまい土砂崩れなどを引き起こす原因ともなっています。


 

日本では昔から木を使って家を作ってきました。近くの山で採れた木を使い、職人さんが1棟ずつ丁寧に家を建てていました。こうすることで日本の森は需要と供給のバランスを保ってきたのです。

これから数十年後、私たちの子供が成人するころ、日本の森はどうなってしまうのでしょう。今最も重要なことは、建築資材に輸入材ではなく日本の木を使わないといけない、ということです。

日本は世界有数の森林国であると同時に、有数の木材消費国でもあります。日本向けに材木を輸出している国では、乱獲による環境破壊を招いているところさえあります。自国に豊富な材を蓄えながら、輸入材で家を建てているというおかしな状況を何としても変えていかないといけないと私たちは考えます。

DSC_0016.JPGのサムネール画像

マンションは『鉄筋コンクリート』で作られた箱です。ただでさえ無機質なこの箱の中に、さらに無機質な新建材を使って作られているのが今の新築マンションの現状です。

せめて、自分たちが直接触れる部分、床や壁、天井などの内装にだけは『本物の素材・国産の素材』を使いたい、というのが私たちの小さな願いです。

国産のものを使うと高くなると思われるのですが、ほとんどコストは変わりません。スギやヒノキ、カラマツなど、いろんな特徴を持った木があり、産地によっても違う表情を持つ日本の木。分からないことは全て私たちがアドバイスさせて頂いています。

小さいけれど、豊かで贅沢なすまい。

それが私たちがご提案する『国産の木のマンションリノベーション』です。

 

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