またまたカビ(南堀江中古マンション見学)

ここ数日、2件同時進行のプランニングに追われてました・・・いかんいかん、忙しくなるとすぐブログが止まります。

そんな言い訳はおいといて、先日知人のKさんの依頼で中古マンション見学行ってきました。場所は南堀江。大阪の中心ですね・・・

おしゃれ偏差値65くらいの若者が集う町なので少し緊張・・・(笑)

いつもお世話になってる不動産Sくんを大阪まで引っ張りまわしての見学となりました。

 

上層階なのでいい眺め。あぁ、都会だなぁ・・・

こうやってマンション触ってる割に都会の仕事が少ないんだよなぁ。

木を扱っているからなのか、私たちの醸し出す田舎臭さが原因なのか。まぁそんなことはどうでもよくて・・・

大阪のど真ん中なのに80平米近くあって、3方角部屋、割りにリーズナブル、という非常に魅力的な物件。将来的に賃貸に回すことも視野に入れてもやっぱり魅力的。

 

築31年、SRC造。給湯器はガスではなく、室内置きの電気温水器ですね。IHヒーターもついたオール電化。深夜電力のメーターはかなり真新しい感じでした。

温水器置き場でスラブ間寸法測ると2550くらいです。床は均しモルタル少しみたとして階高は2700程度でしょうか。乾式二重床で100上がるので、天井作らなければ何とか2450までいけます。

リフォームについての管理規約があやふやなようで、一部フローリングになってましたが、ノン遮音でした。下の方は相当うるさいはずですが、騒音の多い都会の大人だけの暮らしだから問題になってないんでしょう。

ただ規約で求められていないとしても、無垢材使うなら乾式二重床でL-45程度は必ず確保すべき。お子さんがいたらなおさらです。

 

この機械、初めてみた・・・キッチン横に洗濯機置き場があるんですが、その排水を圧送するための機械だそうです。こんなのがあるんだな・・・

 

さて。この物件の最大のポイントはここです。そう、カビ。日当たりの良くない東側の2室の壁全面に生えています。ここまでひどいのは初めて。やっぱりマンションとカビの問題は切っても切れないなぁ・・・

例のごとくスリーブ外して壁仕様確認。木下地組の上、インシュレーションボード10ミリ仕上げ。以前神戸の築30年以上物件で2件ほど見たことがある仕様。

インシュレーションボードは木材の繊維を固めて作ったボードで、若干の断熱性能はあるんですけど、断熱材として使うには力不足。しかも10ミリしかないならほとんど無断熱といってもいい状態・・・

もうひとつ、閉めきって過ごされることが多かったということで、換気不足もあるでしょうね・・・気流も起きないのでカビも活動しやすいんですよね。こうなると。

普通の方なら、この現状みたら二の足踏むと思います・・・ただ、これらは全て断熱改修で解決可能。問題なっしんぐです。Kさんにもここをリノベーションするならスケルトン解体と壁の断熱改修、窓の複層化は必須とお伝えしました。じゃないとどんなに綺麗に仕上げても、またカビだらけになる可能性があります。

 

Kさんとこの0歳の子供がまたかわいくてねぇ・・・

抱っこがぎこちない池ちゃんと、赤子のニオイを懐かしむ私・・・

 

さぁ、Kさんはこの物件買うでしょうか・・・

一度こういうところでやってみたいなぁ、と思う、田舎モノたち・・・

 

さぁ、はやく図面描こうっと・・・