「他人の使用感」

小谷です。リクルートが家づくりを考える方向けに取ったアンケートで興味深い内容がありました。以下引用。

住宅を購入する際に新築と中古を並行して検討した消費者で、新築住宅を購入した層に中古住宅を購入しなかった理由を聞いたところ、「新築の方が気持ちよい」が42・9%を占めた。
そこで、同社では消費者の新築指向について分析。新築物件を購入した層が中古物件を見学した際に「魅力を感じなかった点」をフリー回答で聞いたところ、外観や建物内部、バスルーム、キッチンの美観やグレードという回答がそれぞれ50%を超えた。また、新築購入層の6割が中古物件を見学したことで購入意欲が減退。「他人の使用感」が中古住宅を敬遠する一因としても挙げられており、「消費者が物件を選ぶ際”見た目”が非常に重要と考えられる。

この『他人の使用感』って妙にリアル。

たしかに中古物件見に行くと、生活臭というか、生活の形跡というか、しっかり染み付いたものを感じます。

昔、古着にはまった時期がありました。破けてる服とか喜んで着てました。親は呆れ顔でしたけど(笑)
古着って、自分の手に渡ってくるまでに経てきたであろう歴史が何とも言えない価値であるように思います。

ただ、住宅の場合そうも行かない、ってことなんでしょうか。

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『新築購入層の6割が中古物件を見学したことで購入意欲が減退』とありますが、まさにその通りでして、中古物件を見学にお連れすると確実に嫌そうというか、不安そうな顔をされる方が多いんですよね。

ただ、スケルトンリフォームは一度中身を空の状態にして行うもの。現状の壁が汚れてるとか、洗面台が汚いとかといった、皆が嫌がるところってすごく表面的なもので、リノベーションすることで完全に新築になるわけ。設備も新品だし、内装材も下地からやりかえればほんと新品です。

だから、現状の汚さとかに左右されちゃうのは、本質ではないってこと。もっと先を見越した目で物件を判断しないといけません。『ここはやりかえればきれいになる』って。

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・・・といくら言葉で伝えようにも難しいかぁ(泣)
他人の使用感って生理的な感覚だし・・・

 

まぁ、たまにめっちゃくちゃ汚いところとかありますから。

作り手からすると汚いほど『燃え』ますが(笑)

 

もっとリノベーションが『当たり前』になる時代はすぐそこまで来ている・・・と私は思ってます。