『珪藻土塗り壁と造り付け洗面台のある家』東京都世田谷区
竣工: 2010/01
設計監理: 小谷和也 池田郁夫
写真撮影: 小谷和也
RC壁式構造
1996年築
53.58㎡
東京都世田谷区。もともと某企業の社宅だった物件を一棟丸ごとリノベーションされた物件。内部は新築そのものであったが、ビニールクロスや合板フローリングを使ったいかにも新築マンションという状態になっており、新建材の揮発物質のニオイが相当充満している状態であった。部分的な間取り変更に加え、床材を吉野無垢杉に、壁は珪藻土塗り仕上げにする木のリノベーションを行った。
乾式二重床の床下地はそのまま利用して杉床を施工、ユニットバスやキッチン、トイレはそのまま使用したものの、洗面台や建具を取り替えたことで木の香りに包まれた柔らかな空間となった。
<after>吉野杉材と珪藻土を使い、新建材だらけの空間がすっきり生まれ変わる
<before>一棟まるごとリノベーションで新築状態だったマンション