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埼玉県さいたま市 S邸マンションリノベーション
竣工: 2018/09
SRCラーメン構造 2003年築 76.28㎡
設計監理: 小谷和也 写真撮影: 西川公朗
施工:株式会社TOIVO
埼玉でも人気の高い浦和駅近くでのマンションリノベーションである。大人4人が快適に暮らしつつ、将来的な家族構成の変化に対応できるような可変性を持たせたプランとして設計した。北側の洋室は可動家具によって2つの子供室とウォークインクローゼットに分けられており、間取りの変更をリフォームなしに行うことができる。LDKは中央の柱を中心に、小下がりのウールカーペット敷きリビング、小上がりの畳スペース、ダイニングとカウンターキッチンに分けられており、リビングの造作ソファやテレビボード、小上がりユニットも含め全て置き家具のため移動させることができる。腰窓には障子とともにレースの役割を持たせた麻布を張った簾戸を設け、小上がりの一角には堀座卓形式のカウンタースペースを設けた。この家では床下と天井裏空間をチャンバーとした全館空調の仕組みを取り入れており、一台のエアコンで家全体の冷房と暖房をまかなえるように考えている。
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ダイニングからウールカーペット敷きの小下がりリビングをみる。
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南側の開口部には格子巾を揃え、壁に引き込めるように障子を設けている。
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リビング中央の柱越しに小上がり奥の書斎カウンターをみる。
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リビングに設けた生平織(きびらおり)麻布を張った障子。
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小上がり畳スペースの一角に設けた書斎カウンター。小窓はもともと浴室の窓だったものを活用。
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子供室は可動式家具で間仕切り、廊下とは4枚の引戸で自由な出入りを可能にしている。
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一番北側の子供室。左手が可動収納、廊下天井上部は冷房吹き出しのための欄間戸。
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可動家具と壁面収納で挟まれたウォークインクローゼット。
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間接照明を全面鏡を設けたトイレ。照明上部は収納、床はテラコッタタイル。
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洋室の窓を生かして設けた洗面。窓面下には暖房吹き出しガラリ、天井部には冷房吹き出し口も設けている。
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浴室に風と光を落とすためのニッチ。壁は吉野杉板張り。
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キッチンからパントリーをみる。通気用の縦管は塗装して露出。天井のガラリはエアコンの給気ガラリ。
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夜のLDK。小上がり畳スペースやリビングのテレビボード、ソファなども全て可動家具なので何もない状態に戻すことが可能。
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一段下げることでこもれるスペースとした小下がりリビング。壁面には造作ソファ。