うちの事務所の床は高知産の無垢すぎフローリング、幅18センチ×厚み3センチなんですが、事務所ですから物を落としたり人の出入りも激しく、正直傷だらけです。
気になるのが水滴のシミ。特に入り口付近は観葉植物の水やりや雨の日にはどうしても水滴が付きます。その部分のホコリとか汚れを吸い込むのか、目立つシミが残ります。
『無垢材のメンテナンスが気になります』と言われる方は多いのですが、『掃除機かけてもいいんですか?』『濡れ雑巾で拭き掃除はダメですか?』といったものが多く、どうも無垢材は『デリケート』と思われている節があります。
でもね、結構ざっくりでいいんですよ、無垢との付き合いは。でないと気が持ちません。
今回は私たちと無垢杉床のラフな付き合い方をお伝えします(笑)
先ほどお話したシミですが、実は固く絞った雑巾で拭いちゃうと驚くほどきれいに取れます。
気になるシミがこちら↓右上には傷も見えますね。
水滴が落ちるとこんな感じのシミが残ります。濡れてすぐ拭けば気にならないですが、ものぐさものが多いうちの事務所では現実的に無理(笑)なので気になったときにどかっと掃除します。
では早速拭き掃除開始。細かいことは気にせず汚れの目立つ部分をゴシゴシいっちゃいます。
床を拭き掃除となると一休さんのアニメを思い出すのは私だけだろうか?
こちらが拭き掃除後。ほら、どこにシミがあったかもう分かりません。思ったよりきれいになります。
実は事務所の床はワックス塗ってないんです。引越しのどさくさで荷物が入ってしまってたので。
本来は最後に蜜ロウワックスを塗りこみますので、多少の水分は弾いてくれますしもっと汚れにくいです。
それと面白いのが、人が良く通る通路の部分だけ、ツヤが出てきてるんです。これは今までのお客さんの家にお伺いするとみんな言われます。人が触ったり、踏んだりが多い部分だけピカピカしてくると。
これは人の油分で自然とワックス掛けできてるのかな・・・と。そういえば水虫が治ったという人もいたな。関係ないか。
とにかく、3センチも厚みがあるので、少々の傷や汚れは紙やすりで削ってやればきれいな面が出てくる、というのも無垢材のメリットですね。金太郎アメ状態です。
また少々の傷は水を掛けてアイロンを当ててやれば元に戻ります。そのうちこれも実験してみることにしよう。