角ゴテと漆喰(とガンダム)

 

昨日の夜、楽しみにしていたものが届きました。そう、左官コテです。

前回、姫路での塗り壁体験の際、左官屋の伊高さんに借りた角ゴテが非常に使いやすかったので、いいコテが欲しい・・・とずっと思っていまして。

で、先日別件で伊高さんと会ったときに『あの角ゴテお手製だよ』と。何でもステンレスの0.3ミリの板を工場に頼んで、自分でカットして作っているものらしい。

板が厚すぎると”しなら”ない。しかしいいのが売ってないので自分で作ろう、となったらしい。さすが職人さん・・・

 

で、その後色々検索していたら金物の町、兵庫県三木市に本拠を構えるコテ専門メーカー カネシカさんを発見。

そのサイトで0.3ミリの角ゴテを見つける・・・0.2ミリなんてのもある。もう数分後には注文ボタンをクリックしていた(笑)

 

左が0.3ミリ、右が0.2ミリの角ゴテ。さすが、粘るようなしなり。造形もすばらしい。まさにプロの道具。

しかし、カッターの歯よりも薄いステンの板、ちょっとした凶器だ・・・落としたりしてもすぐ変形するそうで、これはなかなか取り扱い注意である。軍手は必須、子供には触らせないようにしないと。

 

ついでに出隅と入隅用コテも購入。Rが1分(3ミリ)となかなかシャープながら優しい仕上げができそう。

どのコテもヒバ(たぶん)の握りが付き、小口にはカネシカさんの屋号が彫ってある。超渋い。
4本買っても合計1万円ぐらい。現在着工中の3件とも少なからず塗り壁があるので、これは必要不可欠。いい買い物をした(と思い込むことにする)。

 

やっぱ、男は道具からこだわらないとダメですよね。
あとは攪拌機だな・・・
(設計事務所です。あしからず・・・)

 

そういえば盆開けに宝塚のKさんからメールを頂きました。
この家、壁天井全て漆喰塗り(そのほとんどを奥さんが塗り上げた)の家なのです。

Kさんからのメール↓

こんにちは。

毎日暑いですね~!

でも漆喰のおかげか??こんな暑い日でもクーラーを入れなくても

お部屋の中は過ごしやすく、なんとかなる日が多いです。

なんというか、空気感が違いますね、やっぱり。

(夫が居る時間はどうしてもエアコンスイッチ・ピッですが・・・)

自分で塗った故の妄想かなと心配になり、漆喰先輩3人に尋ねたところ

「妄想ではない!」とのお返事でした。

よかった~。

・・・私も最初、いやいや妄想だろう・・・と思いました(笑)

 

しかしKさん、ご友人にセルフ塗り漆喰で家を仕上げた方が3人も居られるそうで、皆さん同じ意見だとか。う~ん、なんなのでしょうか・・・

塗り厚はそんなになくても、漆喰そのものに蓄熱効果がある、ということ?

土壁の昔ながらの家は、夜間の冷気を壁が蓄えて、昼間に冷輻射するので涼しいんですが、規模は小さいながらもそれと同じような現象が起きているのかな・・・

データ取れる温湿度計を置かせてもらって、夏季の温湿度の追跡調査をしてみると面白いかも。マンションと塗り壁の意外な相乗効果なのでしょうか。

Kさんからのメール続き↓

さて、先日お盆で義妹に会った際に、お台場に行ったと写真を見せてくれました。

なんと、そこにはどこかで聞いたことのあるガンダムとやらの写真が!!

義妹も全く興味は無いのだけれど、周りの人が撮っていたのでとりあえず、、、だったそうで

これでは大きさなど全くわかりませんが、何となく送ってみました。

子供たち(165cm)よりも遥かに背の高いロボットだったみたいですよ。

周りにはオタク君が沢山居たそうです。

 

・・・私、幸せもんです(笑)