真夏の温度測定(打ち水と放射温度)

今日は久しぶりに打ち合わせのない土曜日。私は週明け打ち合わせの枚方Yさんのパースを、池ちゃんは来週着工の宝塚I邸の図面に没頭しております・・・

それはさておき、事務所のゴーヤー。先日3本収穫して以降元気がなかったのですが、どうも病気のようなのです。うどんこ病?かもしれないとのことで、薬を与えながら様子をみています。家でもナスやピーマンにアブラムシ大量発生したりして、家庭菜園って結構難しいし奥が深いです。

 

で、薬を買いに行った際に衝動買いしたのがこちら。蓄圧式噴霧器。800円前後という安さに思わず購入。水を入れて蓋を閉め、ポンプを30回ほど空気入れのように押すことでレバー引くだけで水が出ます。実際やってみるとちょっとした感動があります。

観葉植物って霧吹きでしか水やりできないのが多いんですが、霧吹きって結構腕が疲れるんですよね・・・でもこれは楽チン。左の霧吹きと比べるとデカさが分かりますが、タンクが2リットルもあるので給水回数も少なくて済む。これはいい買い物をしました。珍しく。

 

しかし、暑い日が続きます・・・今日の正午の外気温は34度。昨日は夕方一瞬だけ37度になりました・・・熱中症に気をつけないといけません。私も夏バテして風邪気味です・・・

で、少しでも涼しくなるようにと噴霧器で事務所の前に打ち水してたんですが、ふと、打ち水するとどれだけ温度って下がるんだろう?、とどうでもいいことが気になりだして、早速実験してみました。

 

コンクリート製の溝フタの温度を放射温度計で測ってみると・・・54度・・・あ、熱っ!

で早速噴霧器で水撒いてみます。

あぁ、楽チン。私、やっぱりいい買い物しましたね。

 

ビショビショ状態にしてすぐ測ってみると・・・46度。8度下がっています。

8度って結構大きい。ただ、46度でもかなり熱い温度ではある。

 

気化熱で温度を奪う可能性もあると思い、数分後乾きかけの状態を測ってみましたが、変わりませんでした・・・水撒いて5分もすると完全に乾いてしまい、温度は50度超えてました。

打ち水はほんの一瞬だけ表面の温度を下げる効果はある、ということですね・・・太陽がジリジリ照ってる正午にやったので、夕方やるとまた違うんだと思います。

 

ちなみに事務所、エアコン設定は常に28度で過ごせています。室温もちょうど28度。これでもたまに寒く感じるときがあるくらい。エアコン苦手なので・・・

ちなみに人間の体感温度は室温だけでなく、床や壁などからの放射温度が大きく影響します。極端にいうと、室温と放射温度の合計を2で割ったもの(つまり平均温度)が体感温度とほぼ等しい。

よく、エアコンを26度とかにしてもなんか暑い、ということがありますが、例えば室温が26度だとしても、最上階だと天井はジリジリ焼けるし、角部屋で西日受けてると壁の温度も上がる。それに窓は外気温と同じ温度になる。

 

仮に表面放射温度の平均が36度とかあったとすると、

(26+36)÷2=31度

エアコンを26度で動かしているにも関わらず、体感温度は31度もあることになる。

快適である体感温度28度まで落とすには、室温を20度まで落とさないといけない!

電気代は掛かるし、私なら確実にお腹が冷える・・・

 

ちなみに事務所内の床、壁、天井の表面温度を測ってみると、床は室温より少し低く26.5度、壁と天井は28度、と室温と同じになっています。冷気は下に溜まるので床は低いんでしょうね、たぶん。

事務所は上と左右を建物に囲まれているので、廻りからの温度変化を受けにくいわけです。

室温は28度だけど、床が少し温度が低い分、体感温度は28度以下に感じているということになるわけですね・・・

 

ちなみに入口側の壁は29.3度、入口の土間は30.5度ありました。外気温の影響を受けているのが分かります。

マンションでもやはり最上階や角部屋、窓の大きな家より、廻りを囲まれている部屋の方が、少しエアコン掛けるだけで快適になるのでやはり省エネですね。

それでも・・・ルーフバルコニーとかある面白い物件の方が魅力あるのも事実・・・断熱改修すればある程度クリアできるけれどコストは上がるし、難しいところですよね・・・

 

・・・で、今温度計見たら外気温度37度になってました・・・