有馬温泉と紅葉と茅葺きの絆創膏

 

昨日はお休み頂きまして紅葉見に出かけてきました。行ったのは有馬温泉近辺。私たちには馴染みの深い近場の温泉街。何度も宿に泊まったことはあるのですが、そういえば温泉街をぶらついた記憶はなく・・・

入り組んだ坂道と狭い路地、古い建物が点在しながら情緒があって、なかなか楽しめました。

 

温泉街は独自の建築協定で景観の統一を図ってるようです。自然素材を使う、という言葉がたくさん出てきて興奮します・・・普通の住宅地でもこうなればいいのになぁ・・・建築側は大変だけど・・・

 

RC造のビル。打ちっぱなしの面と対比するように木材を外壁に張っていて好感がもてるデザイン。日や雨が当たるところはかなり変色してますが、銀灰色の木材もまたコンクリートに合いますよね。樹種はなんだろう?杉ではなさそうな気もするけど。松っぽい?

 

端部をみたら下地にタイルが見えています。つまり最初はタイル張りだった上に羽目板を張ってリフォームしたんでしょうね。思うんですが、マンションでもこうやって外部に木材使ったら町並みって変わると思うんですよね。もし外壁の大規模修繕の話がきたらやってみたいなぁ。来ないだろうけど・・・

 

平日だというのに結構人が多くて、しなびているのに活気があるという理想的な姿ですよね。土日はすごいんだろうな・・・名物炭酸せんべいを焼くいい匂いがいたる所からしてきます。焼いているところが見れたりして楽しい。

 

炭酸泉源にも行ってみました。試飲できる蛇口があったので飲んでみたら確かにしゅわっと。しかし強烈な鉄の味がしてまずい・・・昔は砂糖を入れてサイダーとして飲まれてたそうです・・・

 

 

休憩によったカフェは古い家を改修したもののようでした。奥の座敷に通されたのですがこれまたいい雰囲気。書院風の出窓から坪庭が眺められます。子供たちは炭酸サイダーシャーベット食べてました。寒いのに・・・

 

温泉街をひと通り回ったのち、瑞宝寺公園というところに行きました。紅葉がみごろでした・・・

 

秀吉も愛したという紅葉の名所だそうです。有馬温泉周辺は太閤橋とかねね像あったりとか、秀吉由来のものが多いですね。またじっくり回ってみたいです。ちゃんと宿取って・・・

 

 

帰り道、畑のそばに生えていた燃えるような朱色のもみじの大木。きれいでした・・・

 

おまけ 船坂あたりは茅葺きの家が結構残ってるのですが、そのうちの一軒。屋根に大きな絆創膏が・・・雨漏り、なんでしょうか・・・結構目立つところにある家なので有名なのかも・・・と思って、

船坂 茅葺き 絆創膏

で検索したら出てきました。先日まで開催していた西宮船坂ビエンナーレというイベントの作品の一つなんだそうです。

放置された茅葺き屋根を直すためには人手とお金が掛かる、早く直してくれという家の悲鳴を形にしたとのこと・・・確かに助けを呼ぶ声が聞こえてきそうですが、ちょっとカラフルすぎるのがどうかなという気がします(笑)