昼食は吉村順三設計のお寿司屋さんの河庄さんにいってきました。いやぁ、昼から回らないお寿司なんて生まれて初めての経験。目の前で握って頂くお寿司に昼間からビール、最高に美味しいし幸せでございました・・・

先代の大将が吉村先生を訪ねて東京藝大まで押しかけて依頼したそうで、一部手直ししたほかは50年前の竣工時のままだとのことでした。

帰ってwikipediaで調べてみると、河庄の設計は1959年とのことなのでちょうど60年。あと吉村先生が藝大教授になったのは1962年らしいので、非常勤講師とかだったのかな・・・

で、キョロキョロしつつ建物の話ばっかり聞くもんだから、料理長のご好意で二階の客室も見学させて頂けることに・・・ミラクルが起きました・・・厚かましい関西人・・・

障子は吉村障子ではなくて、縦長の繊細なもの。上下を空けることで外部からの視線を軽く遮りつつ開放感を損なわないしつらえ。ガラスには外のルーバーの陰影が写っています。

RCの躯体に木造の納まり。無理に木でラミネートするよりも、それぞれの素材の良さをぶつけ合っている感じがして好き。今工事中の物件でも、設計中の物件でもこういう表現を考えていたところだったのでどんぴしゃで来ました。

二階客室の写真をまとめて。二階面積の広いこと、部屋数の多さに驚く・・・三階もあるが現在は使われてないとのこと。

たくさんある小部屋がコンパクトでかわいくて、廊下からのアプローチもそれぞれ工夫してあり、部屋ごとに違う照明器具もデザインされてました。

住宅スケールの和室を集めて客室にした、という感じで、京都の俵屋以外で吉村さんの和室を一箇所でこんなに見れる建築ってとっても貴重なのかも。

一階店舗部の天井はケヤキの突板。厨房奥の格子やレンガ積みのテクスチャなど、これはもう吉村順三大図鑑です。次回は20人位で予約して来たい素敵な建築でした。快く見学させていただきありがとうございました!

2019年1月25日