小谷です。今日は朝から奈良へ。先日物件購入前の見学にお付き合いした生駒のKさんが晴れて物件契約とのことで、採寸にお伺いしてきました。
今回、私と池ちゃんは同じ時間に施工をお願いする予定の工務店さんにお邪魔していたため、初めてのハマちゃん&ひらっちゃんの女子コンビによる採寸です。慣れたもんで私らが戻ってくるころにはほぼ測り終えてました。まぁ、身長が足りない分、脚立が大活躍だったようですが・・・
スタッフが増えて、ようやく機能的に動けるようになってきたなぁ・・・としみじみ。
建物の形状は少し変わっていて、住戸ごとに南北に少しずつずれて、全体として雁行しているような形状になっています。南面に大きな開口があって、そこから生駒の山並みが一望、というわけです。
工務店さんいわく、生駒付近の物件は南向きかどうかよりも、山が見えるかどうかで窓の位置を決めるんだそう。なので西向きが多いんだそうだ。ほんまでっか、な情報ですが(笑)あながち間違いでもないかな、と思ったり・・・
はい、ここで『マンションリノベーションワンポイント講座』はじまりぃ~
中古マンションリノベーションやってるとつきまとう問題の一つが、『お風呂に追い焚き機能を付けられるかどうか』だったりします。築20年くらいより古い物件だと、大抵『高温差し湯』機能しかついてないことが多い。
高温差し湯は、給湯器からお風呂へ一本だけ管を通せばいいんですけど、追い焚きは浴槽のお湯を循環させる必要があるため、往きと戻りの2本の管が必要になります。給湯器は外に付いているので、室内から壁を貫通して管を通さないといけなくて、この穴が小さいと追い焚きは無理なんですね。
逆にめっちゃ古い物件になると、この貫通部分の壁が非耐力のコンクリートブロックだったりすることがあって、この場合は穴を広げても問題なし。
今回のKさんの物件は、年数的には穴を広げるのが難しいタイプ。先日見学した際、追い焚き付けられますか?という質問頂いたので、たぶん無理だろうなと思いつつ給湯器を見てみると、追い焚きらしき管を発見。写真の緑のパイプですね。
調べてみるとこれ、ガスの浴室乾燥暖房機のための配管。関西ではいわゆる『カワック』ってやつですね。
このカワックも、仕組みは追い焚きと同じ、浴室天井についた乾燥機にお湯を循環させて温風をだすわけですので、同じ配管を使い、カワックを無くして、代わりに追い焚きを付ける、ということは可能だったりします。しかし、追い焚きなくてカワックがあるパターンというのは非常にレア。生駒は寒いからでしょうか・・・
ということで、採寸無事終了。Kさん、お茶の差し入れありがとうございました!暑くなってきた時期の採寸には非常にありがたかったです・・・次回プランご提案しますのでお楽しみに!
明日は恒例の尼崎Tさん邸のOB訪問ツアー・・・なんですが、明石Hさんの引渡しやら、吹田Iさんのショールーム見学やらご契約やら重なっているので、かなり動きまわらないといけません・・・ここしばらくお問い合わせが立て続いてて、週末がめちゃくちゃタイトな感じになってきました・・・ありがたいことですね~