LL-45の壁・・・

年末って・・・忙しいっすね・・・気づいたらブログがお留守・・・

そんな忙しい年の瀬に大阪吹田の日本建築総合試験所(略して日総試)でスギ遮音材の測定試験をしてきました。ここは関西での建材性能試験のメッカ。もちろん施設も立派ですし、最新鋭の機材が揃っているところ。大手メーカーもみんなここで試験をしています。

車2台で持ち込んだ荷物は膨大な量・・・フォークリフトをお借りして荷揚げ中。

 

はい、こちらが日総試の音響試験室です。この下にはそれぞれ独立した2室があり、手前がスラブ厚150ミリ、奥が200ミリの構造になっています。今回は奥の200ミリスラブの試験室を使います。

前回の徳島での試験では半屋外でしたのでとても寒かった。今回も・・・と思っていたら、暖房完備で暑いくらい・・・

 

事前に用意した図面を元に試験開始です。今回、私たちの試験測定を担当してくれた村上さん。もの静かですが的確なアドバイス。頼りになる方です。徳島では機械のオペレーションまで自分たちでやる必要がありましたが、さすが日総試、機械の作業は全てやってくれます。その代わり・・・測定費用は高いです・・・徳島の10倍以上(泣)

 

測定室はちょうど6畳の広さがあって、実際の性能試験では6帖みっちり施工が必要。ただ今回もあくまで傾向をみる目的なので2帖分で試験を行います。

徳島での結果を踏まえて、これなら行けるんじゃないか、という組み合わせからスタートしましたが・・・結果はLL55。目標に遠く及ばない。その後、何度か繰り返してLL50は出た。しかし、45にどうしても及ばない。ギリギリ届かない。計測すること、20回弱、タイムオーバー。

・・・撃沈です・・・

 

落ち込む私たちに村上さんが一言。

『大手メーカーだって一回で性能出ることないですよ』

はは・・・そ、そうですよね・・・これに懲りずに次の作戦考えないと!

もう日がない・・・1月にもう一度日総試にリベンジ行って来ます。

 

・・・しかし、コンクリート打ちっぱなしの空間での一日作業って異様に疲れます・・・試験室もいっそのこと壁天井スギ板張りにしては・・・(笑)