ここ数日、とある提案申請書を作るためにウンウン唸ってました・・・
(財)日本住宅・木材技術センターの『住宅分野への地域材供給シェア拡大総合対策事業』というやつで、要はマンションの内装材としてスギとかヒノキを使うための新たな製品企画提案を募集するもの。今日、ようやく書類ができました。
まぁ、この募集に気づいたのが今月初め、締め切りが17日の消印まで・・・時間がない(泣)
でも、開発費を補助してくれるとのことで、無垢床と遮音について、前からしてみたかったアイデアをこの2週間ほどで無理やりまとめてみました。
勝算は・・・・・・ありません(笑)。
そもそもこの企画で性能が出るかどうかも分からないです・・・
しかし、もともとマニアなのが災いして、妙なやる気と変な自信だけはある・・・で、この短い期間でとにかく動きまくりました。何でも勉強ですから!
まずはネット上で見つけた論文を頼りに徳島県立工業技術センターへ。徳島は板材の産地として有名ですからね、そのあたりの研究は関西一進んでるかも知れない。
ここで研究員の中岡さんに衝撃音とは何?どうやったら減衰する?木と遮音って?というあたりと、過去の研究成果とデータについてみっちり教えて頂く。そう、5時間休みなし(笑)
そして、ここでとある材料にも巡り合う。これは面白い!となって方向性はある程度固まるも、まだまだ未知数。遮音の基本は、とにかく測る。理屈で合ってても測らないと分からない。来月頭には材料揃えて徳島で予備試験を行う予定。
そして今週初めは財団法人 日本建築総合試験所へ。ここは床材などの遮音性能試験をするところ。性能の評価書もここが発行するので、大手メーカーの材料もほとんどここで実大試験が行われる。
ここでまた研究員の村上さんにいろいろ教えていただく。大手メーカーの試験も数多く見て来ているだけに持っている知識の引き出しの量がすごい・・・私、どうも研究員の方とは気が合うようで・・・いつまでも話していたい衝動に駆られる(笑)
実際に試験を行う実大実験棟も見せて頂き、試験時の音も聞かせてもらうが、予想以上にすごい音。これを消さないといけないのか・・・と軽く心が折れるも(笑)、とにかくやれるとこまでやってみよう、となって、今回の申請となったわけです。
実際、モノになるかどうか全く分からないので不安なのですが、とりあえず進捗状況をブログに載せていきます。まぁ、自分の知識を増やすこともできるわけで、全て無駄になることはないでしょうし・・・
とにかく試験と試作品作成のため今は材料を集めてるところです。試験の様子などもお伝えできればと思います。
さてさて、昨日は地熱住宅の研修で三重県まで日帰り出張、土曜は姫路でしっくい塗り、日曜は京都の家の打ち合わせで翌日が中古物件現場勉強会・・・しばらくハードなので腰を痛めないよう気をつけよう・・・(笑)